ほっこり10倍株研究所(仮名)

どうしても働きたくない40代サラリーマンがニートになるべく、10倍株を当てる夢を見つつ、投資に試行錯誤する様子を記したブログです。

【銘柄分析】フォースタートアップス(7089)-2023年3月期第2四半期決算発表後-

フォースタートアップ 決算発表

この記事では、以前に私が紹介した「10倍株の銘柄候補」のフォースタートアップ(7089)が2022年11月8日の引け後に2023年3月期第2四半期決算を発表しましたので、私なりにほっこり解説していきます。ちなみに、決算発直前の株価は3340円(11/8終値)でした。さて、明日の株価はどうなるでしょうか。

 

なお、各所に用いた数値は2022年11月時点のものです。

おさらい

フォースタートアップスに関しては、以下の記事で銘柄分析をしています。どんな銘柄なのか詳しく知りたい方は以下の記事を参照してください。

toroupa-toushi.hatenablog.com

概要をざっと書くと以下です。

  • フォースタートアップスは、スタートアップ企業向けの人材紹介サービス企業向け採用コンサルティングサービスの二つの事業を実施。
  • フォースタートアップスの業績は着実に伸びて、2022年3月期は2019年3月期の売上高の約2倍に。また、2020年を除いて営業利益は20%超え。
  • 2025年3月期までに2022年3月期の約2倍となる売上高50億円にすることを目標。
  • 日本政府がスタートアップ企業を支援する政策を2022年末に策定予定。
  • 2023年度第1四半期決算は、会社予想に対して売上高の進捗率は25.3%、経常利益の進捗率は33.2%であり、前年同時期とほぼ同じ。なお、前年度は上方修正を発表している。

 

2023年3月期第2四半期決算資料を読み解く

それでは、2022年11月8日に発表されたフォースタートアップスの2023年3月期第2四半期の決算資料について、読み解いていきましょう。

ポイント

決算資料から読み取れたポイントは以下です。それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

  • 会社予想に対して売上高の進捗率は51.4%、経常利益の進捗率は67.6%。また、前年同時期と比べると、売上高は31.3%増収、経常利益は22.0%増益。以上から、進捗は大変、良好。
  • 進捗は良好なものの、不確定要素が多いことから現時点では会社計画は据え置き
  • 四半期業績の推移をみた場合、売上高は今回は前四半期(2022年5月期第4四半期)と比べて、売上高は約2.6%増収に。
  • 主力の人材派遣業に関しては、今四半期については、紹介数が減少している。

会社予想に対する進捗率

2023年3月期第2四半期の決算は、会社予想に対して売上高の進捗率は51.4%、経常利益の進捗率は67.6%となり、前年同時期と比べると、売上高は31.3%増収、経常利益は22.0%増益となりました。前年同時期の進捗は売上高は46.5%、経常利益は52.1%でしたので、進捗は大変、良好と言えます。

 

なお、上方修正に関しても決算資料内でも触れており、進捗は良好なものの現時点では不確定要素が多いことから行わないとのことです。

フォースタートアップス 決算発表

※フォースタートアップス「2023年3月期 第2四半期決算説明資料」より抜粋(P.15)

 

次に売上高の四半期推移を以下に示します。前四半期と比べてわずかに(2.6%)と売上高は増収。ここ数年の傾向を見る限り、第1~第3四半期は売り上げの変動は少なく、第4四半期にオープンイノベーションの売り上げが多く計上されるために偏重している傾向があることから、現在の進捗からすると、上方修正が期待したくなります。

 

フォースタートアップス 売上高四半期推移

※フォースタートアップス「2023年3月期 第2四半期決算説明資料」より抜粋(P.6)

 

最後に、主力事業となるタレントエージェンシーに関して、人材紹介件数及び単価の四半期推移を以下に提示します。フォースタートアップスは資料内にマクロ環境の悪化要因をいくつか挙げており、株価低迷などの金融市場の変動やIPO件数が減っていることからスタートアップ企業の採用意欲が減っているために前四半期(2023年3月期第1四半期)と比べて、紹介件数が減少しています。一方で、採用ニーズがよりハイクラスな人材がターゲットになった結果、紹介単価は上昇しました。

フォースタートアップス 人材件数推移

 ※フォースタートアップス「2023年3月期 第2四半期決算説明資料」より抜粋(P.10)

 

まとめ

ここまで、フォースタートアップスが発表した2023年3月期第2四半期決算について、解説してきました。決算の進捗が良好なこと、4Qにオープンイノベーション事業の売上が偏重する傾向があることから、上方修正が期待したくなります。

 

一方で、主力事業である人材派遣業が紹介数が減っていること、外部環境が良好になる兆しは現状見えてこないことから、その目論見通りになるかは不透明と言えます。

 

【注意事項】

最後に注意事項です。

 

どのような投資するかについては、あくまでご自身の責任に基いた判断のうえ、実施してください。

 

上記で記載した内容は、収集した情報や分析データに基づき、筆者個人の見解をまとめたものです。したがって、すべてが正確な情報であるとは保証できません。また、収集した情報やデータに関しても、投稿時点のものなので、すでに古い情報になっている可能性がありますので、ご注意願います。

 

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