ほっこり10倍株研究所(仮名)

どうしても働きたくない40代サラリーマンがニートになるべく、10倍株を当てる夢を見つつ、投資に試行錯誤する様子を記したブログです。

【決算要約】JDSC(4418)-2023年6月期第1四半期決算発表後-

JDSC 決算発表

この記事では、以前に私が紹介した「10倍株の銘柄候補」のJDSC(4418)が2022年11月9日の引け後に2023年6月期第1四半期決算を発表しましたので、私なりにほっこり解説していきます。ちなみに、決算発直前の株価は652円(11/9終値)でした。さて、明日の株価はどうなるでしょうか。

 

なお、各所に用いた数値は2022年11月時点のものです。

おさらい

JDSCに関しては、以下の記事で銘柄分析をしています。どんな銘柄なのか詳しく知りたい方は以下の記事を参照してください。

toroupa-toushi.hatenablog.com

概要をざっと書くと以下です。

  • JDSCは、需要予測やデータ基盤の構築などといったAIソリューションサービスが事業の柱。
  • 売上高は着実に伸びていますが、まだ赤字となる年度が多い。2023年6月期は2022年6月期と比べて、売上高は15~25%増、営業利益は黒字転換の計画。
  • 2022年6月期の通期決算によると、売上高の計画比に対して101.0%(前年同期比+29.7%)、経常利益は期中で行った下方修正に対しては赤字幅縮小。

 

2023年6月期第1四半期決算資料を読み解く

それでは、2022年11月9日に発表されたJDSCの2023年6月期第1四半期の決算資料について、読み解いていきましょう。

ポイント

決算資料から読み取れたポイントは以下です。それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

  • 会社予想に対して売上高の進捗率は27.1~29.5%、経常利益の進捗率は通期予想を超過。前年同時期と比べて、経常利益は13.2%減益となっているものの進捗は良好。
  • 四半期業績の推移をみた場合、今回は前四半期(2022年5月期第4四半期)と比べて、新規大手企業の開拓に成功した結果、売上高は約25.1%増収。

会社予想に対する進捗率

2023年6月期第1四半期の決算は、会社予想に対して売上高の進捗率は27.1~29.5%、経常利益の進捗率は通期予想を超過となり、前年同時期は売上高の進捗率は22.3%でしたので、進捗は良好と言えます。なお、経常利益に関しては、前年同時期と比べて13.2%の減益となっています。

 

今後の見通しについては、すでに利益に関しては第1四半期で通期計画を超過しているものの、今後、人材や開発に積極的に先行投資を行う予定のために据え置きするとのことです。また、わざわざを離職リスクに言及している点は気になりました。

JDSC 2023年度1Q業績

※JDSC「2023年6月期 第1四半期決算説明資料」より抜粋(P.8)

 

次に四半期ごとの売上高及び営業利益の推移を見ていきます。売上高については、既存顧客の取引拡大と新たな大手企業との取り組みを開始した結果、前四半期から25.1%と大きく伸ばしました。それに伴い、営業利益も黒字を確保しています。

JDSC 四半期業績推移

※JDSC「2023年6月期 第1四半期決算説明資料」より抜粋(P.7)

 

JDSC社が売り上げを伸ばすためにはどれだけAIを活用できる技術者を確保できるかです。この点については、内訳は明記されていませんでしたが、正社員は2022年9月時点で2021年9月と比べて10名増加(54→64名)となっているため、この点もしっかり伸ばしてきていることがわかります。

 

自己株式の取得

決算と同時に2億円(発行株式数に対して、2.0%)を上限として、取得することを発表しています。規模は小さいですが、株式還元も検討していると言えます。なお、取得も敵としては、「経営環境に応じた機動的な資本政策の遂行、および M&A における活用等」とのことです。

 

まとめ

ここまで、JDSCが発表した2023年6月期第1四半期決算について、解説してきました。決算の進捗自体は良好でした。特に前四半期と比べて、売上高が25.1%と大きく伸ばしている点が評価できると思います。また、営業利益に関しては、今後の投資計画次第になりますが、黒字確保できた点もよかった点といえるでしょう。

 

【注意事項】

最後に注意事項です。

 

どのような投資するかについては、あくまでご自身の責任に基いた判断のうえ、実施してください。

 

上記で記載した内容は、収集した情報や分析データに基づき、筆者個人の見解をまとめたものです。したがって、すべてが正確な情報であるとは保証できません。また、収集した情報やデータに関しても、投稿時点のものなので、すでに古い情報になっている可能性がありますので、ご注意願います。

 

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