ほっこり10倍株研究所(仮名)

どうしても働きたくない40代サラリーマンがニートになるべく、10倍株を当てる夢を見つつ、投資に試行錯誤する様子を記したブログです。

【銘柄分析】ラバブルマーケティング(9254)-2023年3月期第2四半期決算発表後-

ラバブルマーケティング 決算発表

この記事では、以前に私が紹介した「10倍株の銘柄候補」のラバブルマーケティング(9254)が2022年11月11日の引け後に2023年3月期第2四半期決算を発表しましたので、私なりにほっこり解説していきます。ちなみに、決算発直前の株価は1537円(11/11終値)でした。さて、明日の株価はどうなるでしょうか。

 

なお、各所に用いた数値は2022年11月時点のものです。

おさらい

ラバブルマーケティングに関しては、以下の記事で銘柄分析をしています。どんな銘柄なのか詳しく知りたい方は以下の記事を参照してください。

toroupa-toushi.hatenablog.com

概要をざっと書くと以下です。

  • ラバブルマーケティングは、SNSマーケティング支援が主力事業。戦略策定から運用代行、支援ツール、教育まで一貫して手がけている
  • 業績は着実に伸びており、2021年3月期から2023年4月期の2年間で売上高は約1.8倍に拡大する計画です。また、営業利益率は2022年3月期に10%を超え、今年度は11.8%となる予定
  • 2023年3月期第1四半期決算は、会社予想に対して売上高の進捗率は20.3%、経常利益は赤字。前年度と比べると遅れが目立つ

 

2023年3月期第2四半期決算資料を読み解く

それでは、2022年11月11日に発表されたラバブルマーケティングの2023年3月期第2四半期の決算資料について、読み解いていきましょう。

ポイント

決算資料から読み取れたポイントは以下です。それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

  • 2023年3月期第2四半期の決算は、会社予想に対して売上高の進捗率は42.4%、経常利益は赤字。下方修正した計画でも、前年と比べて進捗は悪し。なお、前年同時期で比較した場合、増収減益で、売上高は過去最高を記録。
  • 上期に集中して活動を行った結果、今期の人材採用計画はすでに達成。
  • メタバース領域に参画するためのIRを10月に発表。それに伴い、一時、株価が急騰。

会社予想に対する進捗率

2023年3月期第2四半期の決算は、会社予想に対して売上高の進捗率は42.4%、経常利益は赤字となり、前年同時期は売上高の進捗率は44.6%、経常利益の進捗率は73.8%でしたので、進捗は悪いです。また、前年同時期で比較した場合、増収減益となっていますが、上期としては過去最高の売上高となっています。

 

赤字は採用計画を前倒しして達成したことにより、費用が掛かったことが主因です。

ラバブルマーケティング 業績発表

※ラバブルマーケティング「2022年12月期 第3四半期決算説明資料」より抜粋(P.12)

 

次にラバブルマーケティングの四半期ベースでの業績推移を以下に示します。このグラフのとおり、売上高は下期偏重の傾向があることから、現時点の進捗が悪くても下期で挽回できる見込みとなっています。

ラバブルマーケティング 四半期売上高推移

※ラバブルマーケティング「2022年12月期 第3四半期決算説明資料」より抜粋(P.14)

 

特に今回の決算で言及のあった人材獲得ですが、他の企業が人材獲得に苦労する中、採用にかかる費用を積むことで計画よりも前倒しで獲得できています。すぐに戦力化するのは難しいでしょうが、後々の業績拡大のことを考えるとグッドポイントではないでしょうか。

 

また、社員のエンゲージメント(満足度)を上げることを目的として、本社移転を10月に実施しています。(となると、移転費用が3Qにのってきます。)

ラバブルマーケティング 人材採用実績と計画

※ラバブルマーケティング「2022年12月期 第3四半期決算説明資料」より抜粋(P.22)

WEB3.0への投資

10月末にIRが出ましたが、ラバブルマーケティングは株式会社ABALとWEB3.0(メタバース)領域でのマーケティングソリューションを共同開発することになりました。これにより一時的に株価が約2倍に急騰しました。今後も何かしらの発表があると、同様の動きを見せることがあるかもしれません。

 

まとめ

ここまで、ラバブルマーケティングが発表した2023年3月期第2四半期決算について、解説してきました。2Q決算は前年同時期と比べると赤字転落の決算となっていますが、これは1Qと比べると赤字幅が減っていること、売上高が下期偏重の決算となっていること、人材投資費用が上期に多く支出したことから、そこまで問題視することではないと思います。

 

 

 

【注意事項】

最後に注意事項です。

 

どのような投資するかについては、あくまでご自身の責任に基いた判断のうえ、実施してください。

 

上記で記載した内容は、収集した情報や分析データに基づき、筆者個人の見解をまとめたものです。したがって、すべてが正確な情報であるとは保証できません。また、収集した情報やデータに関しても、投稿時点のものなので、すでに古い情報になっている可能性がありますので、ご注意願います。

 

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