ほっこり10倍株研究所(仮名)

どうしても働きたくない40代サラリーマンがニートになるべく、10倍株を当てる夢を見つつ、投資に試行錯誤する様子を記したブログです。

【銘柄分析】 ネオマーケティング(4196)-2022年9月期通期決算発表後-

ネオマーケティング 決算発表

この記事では、以前に私が紹介した「10倍株の銘柄候補」のネオマーケティング(4196)が2022年11月14日の引け後に2022年9月期通期決算を発表しましたので、私なりにほっこり解説していきます。ちなみに、決算発直前の株価は945円(11/14終値)でした。さて、明日の株価はどうなるでしょうか。

 

なお、各所に用いた数値は2022年11月時点のものです。

おさらい

ネオマーケティングに関しては、以下の記事で銘柄分析をしています。どんな銘柄なのか詳しく知りたい方は以下の記事を参照してください。

toroupa-toushi.hatenablog.com

概要をざっと書くと以下です。

  • 事業は、ネットリサーチを通した企業のマーケティング支援のみ。
  • 2022年に2社をM&Aを実施。特にAI技術を持った株式会社Zeroが今後の事業展開にどう影響を及ぼすか注視するべし。
  • 2022年9月期は増収率20.3%、増益率22.4%と高成長が継続する会社計画になっている
  • 2022年9月期第3四半期決算によると、会社予想に対して売上の進捗率は76.6%と順調だが、経常利益の進捗率は59.3%と遅れ気味。なお、会社計画は修正なし。
  • 2022年9月期第3四半期までに今後の成長のための先行投資と人員や拠点拡充のための費用により、経費が増加している。
  • 売上は第2四半期(1-3月)が取引先企業の都合から多め。2022年9月期も同様の傾向あり。
  • 2022年9月期で会社予想を達成できるかどうか、第4四半期の経費がどのくらいにするつもりか次第。

 

特別損失を伴う業績修正を発表

決算資料を読み解く前にまずはネオマーケティングが2022年9月29日に業績修正と特別損失の計上を発表しています。業績修正の内容は売上高は1.3%増収、経常利益は22.8%の減益の見込みです。

 

特別損失は株式会社 Zero の株式取得時に発生したのれん代を全額償却するためで約451百万円を計上します。計上理由は、同社の業績が計画を大きく下回っていたためです。このことに伴い、株式会社 Zeroの創業者と締結した株式譲渡契約において、一部契約違反となる事象があったとして、ネオマーケティングは法的措置をとる方針です。

 

なお、事業計画への影響については、通期決算発表段階(2022年11月14日)では検討中とのことです。

ネオマーケティング 特別損失の計上

※ネオマーケティング「2022年9月29 日特別損失(減損損失)の計上、通期業績予想の修正及び役員報酬の減額等に関するお知らせ」より抜粋

 

2023年9月期通期決算資料を読み解く

それでは、2022年11月14日に発表されたネオマーケティングの2022年9月期通期の決算資料について、読み解いていきましょう。

ポイント

決算資料から読み取れたポイントは以下です。それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

  • 2022年9月29日に修正発表した会社予想に対して売上高の進捗率は101.0%、経常利益の進捗率は103.7%となり、ほぼ修正計画どおりに着地。なお、前年度と比べて、売上高は23.1%増収、経常利益は2..3%の減益。
  • 通期決算発表と同時に来期(2023年9月期)の業績予想を発表しており、来期は売上高は今期から11.1%の増収、経常利益は7.1%の増益と予想。

会社予想に対する進捗率

2022年9月期通期の決算は、2022年9月29日に修正発表した会社予想に対して売上高の進捗率は101.0%、経常利益の進捗率は103.7%となり、ほぼ修正計画どおりに着地しました。なお、前年度と比べて、売上高は23.1%増収、経常利益は2.3%の減益となりました。

 

なお、先に説明したとおり、子会社ののれん代償却に伴い、特別損失を計上しており、当期純利益は赤字です。

ネオマーケティング 通期決算

※ネオマーケティング「2022年9月期 通期決算説明資料」より抜粋(P.18)

来期業績予想

ネオマーケティングは、通期決算発表と同時に来期(2023年9月期)の業績予想を発表しています。来期は増収増益を見込んでおり、売上高は今期から11.1%の増収、経常利益は7.1%の増益と予想しています。ちなみに来期予想からPERを計算すると、11.88倍です。

ネオマーケティング 来期予想

※ ネオマーケティング「2022年9月期 通期決算説明資料」より抜粋(P.23)

 

まとめ

ここまで、ネオマーケティングが発表した2022年9月期通期決算について、解説してきました。9月末に買収した子会社ののれん代を全額償却して特別損失を出したことから、当期純利益は赤字となりました。一方で、売上高は23.1%の増収と高い伸びです。

 

来期の予想も一緒に発表していますが、増収率が11.1%と今期(23.1%)及び前期(26.1%)と比べるとどうしても業績の伸びが鈍化している印象を受けます。また、子会社の件についても、現時点では事業への影響がわかっていないことから、今後の行方が気になるところです。

 

【注意事項】

最後に注意事項です。

 

どのような投資するかについては、あくまでご自身の責任に基いた判断のうえ、実施してください。

 

上記で記載した内容は、収集した情報や分析データに基づき、筆者個人の見解をまとめたものです。したがって、すべてが正確な情報であるとは保証できません。また、収集した情報やデータに関しても、投稿時点のものなので、すでに古い情報になっている可能性がありますので、ご注意願います。

 

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