ほっこり10倍株研究所(仮名)

どうしても働きたくない40代サラリーマンがニートになるべく、10倍株を当てる夢を見つつ、投資に試行錯誤する様子を記したブログです。

【銘柄分析】BlueMeme(4069)-2023年3月期第2四半期決算発表後-

BlueMeme  銘柄分析

私がほっこり紹介する「10倍株の銘柄候補」は、BlueMeme(ブルーミーム、4069)です。BlueMemeは、2022年11月11日の引け後に2023年3月期第2四半期の決算発表を行いました。ちなみに、決算発表後の株価は、約11.2%と少し下落(11/11終値1864円→12/6終値2073円)しています

 

本記事では、BlueMemeの概要の紹介と決算資料のポイント、銘柄分析について、解説していきます。なお、各所に用いた数値は2022年12月時点のものです。

ここがポイント

  • BlueMemeは、ローコードとアジャイルを活用したシステム受託開発・コンサルティングなどサービスの提供およびOutSystemsなどのソフトウェアライセンス販売を事業として実施。
  • 業績は2022年3月期は売上高が減少し、一時停滞していますが、全体を通して着実に伸長し、2019年3月期から2023年3月期の4年間で売上高は約1.5倍に拡大する計画。また、営業利益率は2022年3月期に18.8%と大きく改善している。
  • 2023年3月期第1四半期決算は、会社予想に対して売上高の進捗率は23.1%、経常利益の進捗率は27.3%でした。前年同時期と比べて、わずかに遅れ気味。ただし、四半期としては、過去最高の売上高を記録、
  • コロナなどの影響によるサプライチェーンの混乱は続いていてまだ期日通りに商品が受け取れないバックオーダーが発生しているものの、少しずつ解消しはじめた。

 

BlueMemeとは

最初にBlueMemeがどのような会社なのかを簡単に解説します。

会社概要

BlueMeme(ブルーミーム)は、ローコードとアジャイルを活用したシステム受託開発・コンサルティングなどサービスの提供およびOutSystemsなどのソフトウェアライセンス販売を事業として行っています。

  • 設立年:2006年12月
  • 上場年:2021年6月
  • 業種分類:情報通信
  • 決算:3月末日
  • 上場証券取引所:東京証券取引所 グロース市場
  • ホームページ:https://www.bluememe.jp/

業績の推移

次にBlueMemeのここ数年の業績推移を以下に示します。業績は2022年3月期は売上高が減少し、一時停滞していますが、全体を通して着実に伸びています。2019年3月期から2023年3月期の4年間で売上高は約1.5倍に拡大する計画です。また、営業利益率は2022年3月期に大きく改善し、18.8%となりました。

BlueMeme 業績推移

事業概要

BlueMemeが持つ事業の概要を以下の図で示します。図中にある通り、BluMemeはシステム開発が事業の主力となっています。また、システム開発に付随してコンサルティングサービスも行っています。

BluMeme 事業概要

※BlueMeme「2023年3月期第2四半期 決算説明資料」より抜粋(P.18)

 

2023年3月期第2四半期決算資料を読み解く

それでは、2022年11月11日に発表されたBlueMemeの2023年3月期第2四半期決算について、読み解いていきましょう。

会社予想に対する進捗率

2023年3月期第2四半期決算は、会社予想に対して売上高の進捗率は46.6%、経常利益の進捗率は37.5%でした。前年同時期の進捗率は、売上高が46.1%、経常利益が44.8%でしたので、すこし遅れ気味です。なお、営業利益に関しては、技術者などの人材採用や教育にかかる費用や大学との研究開発にかかる費用が増加いたことが要因で、前年度から減益となっています。

BlueMeme 業績発表

※BlueMeme「2023年3月期第2四半期 決算説明資料」より抜粋(P.7)

 

BlueMemeは近年、上場したIT企業と同じく、IT人材の確保に力を入れています。今年度は技術者を合計180名以上(以下の図では160名以上となっていますが、合わない点が出てくるため、おそらく180名以上の誤植)にすることを目標としており、2023年3月期第2四半期までに163名と2022年3月期第4四半期と比べて、32名と多くの人材を確保できています。なお、即戦力となるIT技術の保有者を狙うのではなく、未経験の方まで門戸を開いたことが功を奏しています。

BlueMeme 人員推移

※BlueMeme「2023年3月期第2四半期 決算説明資料」より抜粋(P.10)

 

銘柄分析

最後に銘柄分析を行いましたので、紹介します。

ファンダメンタルズ分析

BlueMemeのファンダメンタルは以下のとおりです。

  • 時価総額:72.82億円
  • PER:27.93倍
  • PBR:2.95倍
  • 配当:(2022.3)0円、(2023.3(予))0円
  • 予想配当利回り:0%
  • 自己資本率:83.9%
  • 増収率:(2022.3)-8.2%、(2023.3(予))20.1%
  • 増益率:(2022.3)100.0%、(2023.3(予))11.2%
  • 営業利益率:(2022.3)18.8%、(2023.3(予))16.8%

※2022年12月6日終値で算出しております。

株価分析

以下にBlueMemeの上場以来の株価チャート(週足)を示します。公募価格は2820円で、上場直後に上場以来最高値となる3730円を付けた後、下落し、公募価格を割りました。その後は2700円を天井にボックス圏内にあります。

BlueMeme 週足チャート

株主構成

BlueMemeの株主構成は、以下のとおりです。創業者の松岡真功社長が上位株主となっています。このことから、私が10倍株の探索条件の一つとして挙げている「オーナー経営者かつ上位株主」の条件には合致しています

  1. インテック・アイティ2号投資事業組合    63(18.4)
  2. BMトラスト(株)    36(10.6)
  3. 松岡真功    30 (8.8)
  4. MICイノベーション4号投資事業組合    20 (5.9)
  5. 辻口真理子    15 (4.5)

 

10倍株探索条件の可否まとめ

BlueMemeは、調べた結果、以下で掲げている私の10倍株の探索条件について、すべての条件を満足しています

  • 増収率(20%以上):〇
  • 営業利益率(10%以上):〇
  • 時価総額(200億円未満):〇
  • 上場から5年以内:〇
  • オーナー経営者かつ上位株主:〇

 

まとめ

ここまで、BlueMemeの銘柄分析を行ってきました。事業自体は、近年、政府などが声高に主張しているDX関連銘柄で、システム開発を得意としています。気になる点としては、進捗率が前年よりも悪いにもかかわらず、なぜそうなったか、下期に売上高が偏重しているためなのかなどの背景の説明がないことです。そのことから、通期計画が達成できる見込みがあるかが判断が難しいです。

 

【注意事項】

最後に注意事項です。

 

どのような投資するかについては、あくまでご自身の責任に基いた判断のうえ、実施してください。

 

上記で記載した内容は、収集した情報や分析データに基づき、筆者個人の見解をまとめたものです。したがって、すべてが正確な情報であるとは保証できません。また、収集した情報やデータに関しても、投稿時点のものなので、すでに古い情報になっている可能性がありますので、ご注意願います。

 

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