ほっこり10倍株研究所(仮名)

どうしても働きたくない40代サラリーマンがニートになるべく、10倍株を当てる夢を見つつ、投資に試行錯誤する様子を記したブログです。

【銘柄分析】グッピーズ(5127)-2023年8月期第1四半期決算発表後-

グッピーズ 決算発表

この記事では、以前に私が紹介した「10倍株の銘柄候補」のグッピーズ(5127)が2023年1月11日の引け後に2023年8月期第1四半期決算を発表しましたので、私なりにほっこり解説していきます。ちなみに、決算発直前の株価は1560円(1/11終値)でした。さて、明日の株価はどうなるでしょうか。

 

なお、各所に用いた数値は2023年1月時点のものです。

おさらい

グッピーズに関しては、以下の記事で銘柄分析をしています。どんな銘柄なのか詳しく知りたい方は以下の記事を参照してください。

toroupa-toushi.hatenablog.com

概要をざっと書くと以下です。

  • グッピーズは、医療系求人サイトの運営、ヘルスケアアプリの運営を実施。
  • 2023年3月期通期決算は、売上高の達成率は102.5%、経常利益の進捗率は108.0%と好調。

  • 売上高は前年度から32.5%の増収、経常利益は59.1%の増益と大きく伸長し、いずれも過去最高を記録。

  • 人材サービス事業はここ2年間で売上高2倍と好調なものの、ヘルスケア事業は前年度からほとんど売り上げが伸びておらず赤字が継続と苦戦中。
  • 来期(2023年8月期)の業績予想は増収増益の計画を立てており、売上高は18.9%の増益、営業利益は7.3%の増益の見込み。

 

2023年8月期第1四半期決算資料を読み解く

それでは、2023年1月11日に発表されたグッピーズの2023年8月期第1四半期の決算資料について、読み解いていきましょう。

ポイント

決算資料から読み取れたポイントは以下です。それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

  • 2023年8月期第1四半期の決算は、前年同時期と比べて増収(売上高+35.6%)増益(経常利益:58.1%)で着地
  • 会社予想に対して売上高の進捗率は24.9%、経常利益は36.1%となり、進捗は良好
  • 四半期ごとの閲覧課金売上高ですが、前四半期(2022年8月期第4四半期)と比べて、+13.7%と高い伸びを示す。一方で、平均クリック単価は減少。
  • 求人数及び顧客数はここ1年間停滞気味。

会社予想に対する進捗率

2023年8月期第1四半期の決算は、前年同時期と比べて増収(売上高+35.6%)増益(経常利益:58.1%)となりました。会社予想に対して売上高の進捗率は24.9%、経常利益は36.1%となり、前年同時期は売上高の進捗率は21.8%、経常利益の進捗率は24.3%でしたので、進捗は良好です。

グッピーズ 決算発表

※グッピーズ「2023年8月期第1四半期決算説明資料」より抜粋(P.3)

 

以下に、主力事業である人材サービスに関して、四半期ごとの閲覧課金売上高や平均クリック単価、顧客及び求人数の推移を示します。まず、閲覧課金売上高ですが、前四半期(2022年8月期第4四半期)と比べて、+13.7%と高い伸びをしました。

 

また、集客施策が功を奏したことにより、求人サイトのクリック数が増加したため、結果として平均クリック単価は下がっています。平均クリック単価については、期初にKPIとして124円を想定していましたが、現在とのずれに関してどう解消するのでしょうか。改善のための施策として付加単価向上を挙げてはいます。しかし、私はそれをどう達成するかが大事だと私は思うのですが。加えて、クリック単価が下がっても売り上げが上がっているので、それはそれでよい気はするのですが。。。

 

次に顧客数及び求人数はここ1年、大きな変動がなく、事業成長に伸び悩みしているようにも読み取れます。特に今年度末には営業強化により15.0千件/月を目指しているとのことですが、停滞しているこの状況から上向きにしていくのかが気になるところです。

グッピーズ クリック数や求人数などの推移

※グッピーズ「2023年8月期第1四半期決算説明資料」より抜粋(P.5)

 

最後に、新規事業として力を入れているヘルスケア事業については、前年同時期と比べて、減収となっています。期初予想時点で会社計画では減収となっていたために売上高の進捗率24.9%となっているものの、本来ならば次の柱となるべき事業のため、停滞している現状はあまり好ましい状況ではないと思います。

 

まとめ

ここまで、グッピーズが発表した2023年8月期第1四半期決算について、解説してきました。進捗率的にはかなり良好な数字を出していますが、KPIを見る限り、私には事業の成長が停滞しているような印象を受けます。

 

一方で、KPIが悪くても業績が良いことから、KPIの意味を成しているのかという疑問もあります。

 

【注意事項】

最後に注意事項です。

 

どのような投資するかについては、あくまでご自身の責任に基いた判断のうえ、実施してください。

 

上記で記載した内容は、収集した情報や分析データに基づき、筆者個人の見解をまとめたものです。したがって、すべてが正確な情報であるとは保証できません。また、収集した情報やデータに関しても、投稿時点のものなので、すでに古い情報になっている可能性がありますので、ご注意願います。

 

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