ほっこり10倍株研究所(仮名)

どうしても働きたくない40代サラリーマンがニートになるべく、10倍株を当てる夢を見つつ、投資に試行錯誤する様子を記したブログです。

【決算要約】タスキ(2987)-2023年9月期第1四半期決算発表後-

タスキ 決算要約

この記事では、以前に私が紹介した「10倍株の銘柄候補」のタスキ(2987)が2023年2月7日の引け後に2023年9月期第1四半期決算を発表しましたので、私なりにほっこり解説していきます。ちなみに、決算発直前の株価は1213円(2/7終値)でした。さて、明日の株価はどうなるでしょうか。

 

なお、各所に用いた数値は2023年2月時点のものです。

おさらいと基本情報

タスキに関しては、以下の記事で銘柄分析をしています。どんな銘柄なのか詳しく知りたい方は以下の記事を参照してください。

toroupa-toushi.hatenablog.com

前回までの記事の概要をざっと書くと以下です。

  • モバイルに連携したIoT設備を導入した新築投資用賃貸不動産の企画・販売する不動産事業が柱。加えて、現在、不動産事業者向けに開発したアプリをきっかけに不動産テックの事業を育成していく予定。
  • 不動産テック事業については、まだ概要が見えていない。
  • 東証プライムへの移行を狙っているが、まだ現状は条件を満足しておらず、短期間(1年そこら)での実現は難しい模様
  • 業績は毎年急速に伸びており、毎年30~65%の増収し、ここ3年で売上高は3倍に。営業利益率も2021年度は13.6%
  • 2022年9月期の通期決算は、2022年10月24日に修正発表した会社予想に対して、売上高の進捗率は100.5%、経常利益の進捗率は100.6%となり、ほぼ計画通りに着地。なお、前年度と比べて、売上高は33.6%増収、経常利益は41.2%の増益。
  • 2023年9月期の業績予想は、来期は売上高は今期から30.3%の増収、経常利益は21.6%の増益と予想。
  • 中間配当を来期(2023年9月期)より実施し、7円増配。2022/11/8の終値から計算した予想配当利回りは4.05%

業績の推移及び会社計画

タスキのこれまでの業績推移と会社計画について、以下に示します。なお、後でも述べますが、2023年9月期第1半期の決算発表時に上方修正を発表しています。

タスキ 業績推移

ファンダメンタル

タスキのファンダメンタルは以下のとおりです。

  • 時価総額:143.0億円
  • PER:9.93倍(修正後数値)
  • PBR:3.69倍
  • 配当:(2022.6)0円、(2023.6(予))0円
  • 予想配当利回り:3.54%(増配後)
  • 自己資本率:30.6%

※2023年2月7日終値で算出しております。

 

2023年9月期第1四半期決算資料を読み解く

それでは、2023年2月7日に発表されたタスキの2023年9月期第1四半期の決算資料について、読み解いていきましょう。

ポイント

決算資料から読み取れたポイントは以下です。それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

  • 2023年2月7日に業績修正を発表し、期初予想から売上高は3.1%の増収、経常利益は8.9%の増益。
  • 配当は、期初予想から今期は3円増配し、43円の予定。
  • 2023年9月期第1四半期の決算は、2023年2月7日に上方修正した会社予想に対して売上高の進捗率は20.7%、経常利益の進捗率は26.8%となり、前年同時期と比較して進捗は良好。
  • 好調な事業環境を背景に、前年同時期から売上高は35.7%増収、経常利益も93.5%の大幅な増益。

上方修正及び増配を発表

タスキは、2023年2月7日に業績修正を発表しています。第1四半期にもかかわらず、上方修正となり、期初予想から売上高は3.1%の増収、経常利益は8.9%の増益です。また、併せて配当の増配を発表し、期初予想から今期は3円増配し、43円の予定です。

タスキ 業績修正

※タスキ「2023年9月期 第1四半期決算説明資料」より抜粋(P.23)

会社予想に対する進捗率

2023年9月期第1四半期の決算は、2023年2月7日に上方修正した会社予想に対して売上高の進捗率は20.7%、経常利益の進捗率は26.8%となり、前年同時期は売上高の進捗率は20.5%、経常利益の進捗率は18.3%でしたので、進捗は良好と言えます。

 

売上高は、好調な事業環境の後押しを受けてIoTレジデンスが過去最高の販売件数を達成かつSaaSソリューションも好調だったことから、前年同時期から35.7%増収となりました。また、経常利益も売上総利益率が伸びたことから、93.5%の大幅な増益となっています。

タスキ 損益計算書

※タスキ「2023年9月期 第1四半期決算説明資料」より抜粋(P.15)

 

次に年度ごとの売上高及び営業利益の推移を見ていきます。グラフを見ていただいてもわかるとおり、四半期ベースでみると例年、1Qは前年度4Qから大きく売り上げや利益を落としているのですが、今期は前年度4Qとほぼ同じ売上高及び経常利益で着地しており、好調な度合いが読み取れます。

タスキ 四半期業績推移

※タスキ「2023年9月期 第1四半期決算説明資料」より抜粋(P.12)

 

タスキは、2023年9月期第1四半期は、過去最高のIoTレジデンスの販売件数を達成していますが、棚卸資産も4Qに引き続き高い水準を維持しています。つまり、販売可能な商品を多く持っていることから、好調な事業環境が続けば、来期以降も着実に業績を上げていきそうです。

タスキ 棚卸資産の推移

※タスキ「2023年9月期 第1四半期決算説明資料」より抜粋(P.37)

 

まとめ

ここまで、タスキが発表した2023年9月期第1四半期決算について、解説してきました。昨今の好調な不動産市況を背景に、第1四半期にもかかわらず、上方修正を発表しました。

 

【注意事項】

最後に注意事項です。

 

どのような投資するかについては、あくまでご自身の責任に基いた判断のうえ、実施してください。

 

上記で記載した内容は、収集した情報や分析データに基づき、筆者個人の見解をまとめたものです。したがって、すべてが正確な情報であるとは保証できません。また、収集した情報やデータに関しても、投稿時点のものなので、すでに古い情報になっている可能性がありますので、ご注意願います。

 

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