ほっこり10倍株研究所(仮名)

どうしても働きたくない40代サラリーマンがニートになるべく、10倍株を当てる夢を見つつ、投資に試行錯誤する様子を記したブログです。

【銘柄分析】サクシード(9256)-2023年3月期第1四半期決算発表後-

サクシード 銘柄分析

私がほっこり紹介する「10倍株の銘柄候補」は、サクシード(9256)です。サクシードは、2022年8月10日の引け後に2023年3月期第1四半期の決算発表を行いました。ちなみに、決算発表後の株価は、約6.6%と少し上昇(8/10終値1016円→9/22終値1083円)しています

 

本記事では、サクシードの概要の紹介と決算資料のポイント、銘柄分析について、解説していきます。なお、各所に用いた数値は2022年9月時点のものです。なお、正直、分析というよりは紹介記事と言えますので、あまり参考にならないかもしれません。

ここがポイント

  • サクシードは、教員やICT支援員、介護士などの教育や福祉に関する人材サービスが事業の主力。個別指導塾も運営。
  • 業績は着実に伸びており、2020年3月期から2023年3月期の3年間で売上高は約1.7倍に拡大する計画。特に昨年度は30%増収と大きく伸長。営業利益率は10%超えを3年間、継続中。
  • 2023年3月期第1四半期決算は、会社予想に対して売上高の進捗率は23.7%、経常利益の進捗率は29.6%。

 

サクシードとは

最初にサクシードがどのような会社なのかを簡単に解説します。

会社概要

サクシードは、教員やICT支援員、介護士などの教育や福祉に関する人材サービスが事業の主力。個別指導学院「サクシード」や家庭教師派遣も実施。特に家庭教師はオンラインが伸長している。また、近年の学校教育に対する民間利用の流れを活用し、事業を拡大。

  • 設立年:2004年4月
  • 上場年:2021年12月
  • 業種分類:サービス
  • 決算:3月末日
  • 上場証券取引所:東京証券取引所 グロース市場
  • ホームページ:https://www.succeed-corp.jp/

業績の推移

次にサクシードのここ数年の業績推移を以下に示します。業績は着実に伸びており、2020年3月期から2023年3月期の3年間で売上高は約1.7倍に拡大する計画です。特に昨年度は30%増収と大きく伸長しています。営業利益率は10%超えを継続しています。

エクシード 業績推移

事業概要

サクシードが持つ事業の概要を以下の図で示します。サクシードは大きく分けて、自社ブランドサービスと外部向け人材サービスの二つに分けられ、自社ブランドサービスはさらに個別指導塾と家庭教師紹介事業に分けられます。外部向け人材サービスは教育機関向けと保育や介護などの福祉施設向けに提供しています。サクシード 事業概要

※サクシード「2022年6月 事業計画及び成長可能性に関する事項」より抜粋(P.10)

 

2023年3月期第1四半期決算資料を読み解く

それでは、2022年8月10日に発表されたサクシードの2023年3月期第1四半期決算について、読み解いていきましょう。

会社予想に対する進捗率

2023年3月期第1四半期決算は、会社予想に対して売上高の進捗率は23.7%、経常利益の進捗率は29.6%でした。前年同時期の進捗率に関しては、サクシードから公式で発表された数字がないため不明です。また、会社から特に進捗に関する言及はありません。

サクシード 2022年度第1四半期決算発表

※サクシード「2023年3月期第1四半期 決算短信」より抜粋

 

銘柄分析

最後に銘柄分析を行いましたので、紹介します。

ファンダメンタルズ分析

サクシードのファンダメンタルは以下のとおりです。

  • 時価総額:37.63億円
  • PER:13.16倍
  • PBR:2.11倍
  • 配当:(2022.3)0円、(2023.3(予))0円
  • 予想配当利回り:0%
  • 自己資本率:80.5%
  • 増収率:(2022.3)30.1%、(2023.3(予))19.0%
  • 増益率:(2022.3)58.9%、(2023.3(予))2.6%
  • 営業利益率:(2022.3)16.24、(2023.3(予))14.0%

※2022年9月22日終値で算出しております。

 

サクシードと同じく教育事業(塾など)を主力で実施している上場企業3と比較してみました。こうしてみると、PERの観点では塾業界は人気化しておらず、20倍以下となっています。その中でサクシードはPERの観点で割りやすいです。加えて、その割には昨年度の実績でいえば、最も売上成長率がい銘柄でした。

サクシード 競合比較

※2022年9月22日時点の終値にて、比較。SBI証券のサイトを利用

株価分析

以下にサクシードの上場以来の株価チャート(週足)を示します。公募価格は1560円で、初値では上回りましたが、その後、下落して上場初日に公募価格を割って以来、上回ることはありませんでした。現状も下落トレンドにあるようにも見えます(情報が少なすぎるので、見えるだけですが。)

サクシード 週足チャート

株主構成

サクシードの株主構成は、以下のとおりです。創業者で現社長でもある高木毅氏が筆頭株主です。このことから、私が10倍株の探索条件の一つとして挙げている「オーナー経営者かつ上位株主」の条件には合致しています

  1. 高木毅    210(60.4)
  2. 佐藤幹雄    25 (7.1)
  3. 石川修一    15 (4.3)
  4. 前原裕明    15 (4.3)
  5. 阪田和弘    8 (2.3)

 

10倍株探索条件の可否まとめ

サクシードは、調べた結果、以下で掲げている私の10倍株の探索条件のうち、増収率を除いた4つの条件を満足しています

  • 増収率(20%以上):×
  • 営業利益率(10%以上):○
  • 時価総額(200億円未満):〇
  • 上場から5年以内:〇
  • オーナー経営者かつ上位株主:〇

 

まとめ

ここまで、サクシードの銘柄分析を行ってきました。昨年度の成長が著しかったことから、候補として選択しましたが、IRにあまり力を入れていないようで、あまり公式だけでは情報を得られませんでした。そのため、正直、業績を伸ばしているのはわかるけれども、なぜいいのかがつかみきれませんでした。(しいて言えば、時流にのっているためでしょうか。。。)

 

【注意事項】

最後に注意事項です。

 

どのような投資するかについては、あくまでご自身の責任に基いた判断のうえ、実施してください。

 

上記で記載した内容は、収集した情報や分析データに基づき、筆者個人の見解をまとめたものです。したがって、すべてが正確な情報であるとは保証できません。また、収集した情報やデータに関しても、投稿時点のものなので、すでに古い情報になっている可能性がありますので、ご注意願います。

 

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