ほっこり10倍株研究所(仮名)

どうしても働きたくない40代サラリーマンがニートになるべく、10倍株を当てる夢を見つつ、投資に試行錯誤する様子を記したブログです。

【銘柄分析】フィードフォース(7068)-2023年5月期第1四半期決算発表後-

フィードフォース 銘柄分析

私がほっこり紹介する「10倍株の銘柄候補」は、フィードフォース(7068)です。フィードフォースは、2022年9月30日の引け後に2023年5月期第1四半期の決算発表を行いました。ちなみに、決算発直前の株価は387円(9/30終値)でした。さて、週明けの株価はどう動くでしょうか。

 

本記事では、フィードフォースの概要の紹介と決算資料のポイント、銘柄分析について、解説していきます。なお、各所に用いた数値は2022年9月時点のものです。

ここがポイント

  • フィードフォースの主な事業は、デジタルマーケティングの関連ツールを販売
  • 業績は着実に伸びており、2018年5月期から2022年5月期の4年間で売上高は約5.3倍に拡大と急拡大。加えて、2022年5月度の営業利益率は30.9%と高い水準。ただし、9/30に発表した2023年5月度は減益予想
  • 買収した子会社ののれん代の負担が重い。加えて、子会社の赤字にも苦しむ。
  • 3つの事業のうち、創業時の事業となるPS事業については昨年度より成長が鈍化し、今年度は減収の見込み。一方で、SaaS事業及びDX事業については、順調に売上高を伸ばしている状況。
  • フィードフォースが示した中期計画によると、2025年5月期で売上高50億円(2022年5月期の約1.7倍)、営業利益20億円(2022年度5月期の約2倍)を目指す。
  • 2023年5月期第1四半期決算は、会社予想に対して売上高の進捗率は23.6%経常利益の進捗率は18.9%。前年同時期の進捗率は、売上高が22.3%、経常利益が27.5%でしたので、少し進捗が悪め。また、のれん代の償却による特別損失を計上したため、純利益は赤字転落。

 

フィードフォースとは

最初にフィードフォースがどのような会社なのかを簡単に解説します。

会社概要

フィードフォースの主な事業は、デジタルマーケティングの関連ツールを販売です。最近は、SaaS事業も育成中で、ネット広告のアナグラム買収しました。現在は、買収した企業ののれん代が重く、営業利益が目減りしています。加えて、買収した子会社は赤字。

(※どちらかというと、M&Aを繰り返してさまざまな会社を集めているイメージ)

  • 設立年:2006年3月
  • 上場年:2019年7月
  • 業種分類:サービス
  • 決算:5月末日
  • 上場証券取引所:東京証券取引所 グロース市場
  • ホームページ:https://feedforcegroup.jp/

業績の推移

次にフィードフォースのここ数年の業績推移を以下に示します。業績は着実に伸びており、2018年5月期から2022年5月期の4年間で売上高は約5.3倍に拡大と急拡大しています。加えて、2022年5月度の営業利益率は30.9%と高い水準でした。なお、今年度の利益については、減益予想となり、営業利益率は22.1%に低下する見込みです。

フィードフォース 業績推移

事業概要

フィードフォースが行う事業は、PS事業・SaaS事業・DX事業の3つに分けられます。このうち、耳慣れないPS事業は、インターネット広告運用の代行サービスを行っています。なお、以下の図でもわかるようにそれぞれの事業に関して、多くの子会社を持っています。これらは近年、M&Aを実施して子会社化したものです。そのため、のれん代の負担が重くなっています。

フィードフォース 事業概要

※フィードフォース「2023年5月期第1四半期 決算説明資料」より抜粋(P.6)

 

また、3つの事業について、2023年5月度の売上高とセグメント損益をまとめたものが以下です。これにもあるとおり、PS事業については昨年度より成長が鈍化し、今年度に至っては下落しています。一方で、SaaS事業及びDX事業については、順調に売上高を伸ばしている状況です。

フィードフォース セグメント別業績推移

※フィードフォース「2023年5月期第1四半期 決算説明資料」より抜粋(P.39~41)

中期計画

フィードフォースは、決算資料内に中期計画について、記載していました。それによると、2025年5月期で売上高50億円(2022年5月期の約1.7倍)、営業利益20億円(2022年度5月期の約2倍)を目指す計画です。この計画については、以前に公表したものよりも1年前倒しする見込みが立ったとのことです。ここまで読んだ限りでは、PS事業の立て直しが計画通りに行くかが中継計画の実現のカギを握りそうと感じました。

 

フィードフォース 中期計画

※フィードフォース「2023年5月期第1四半期 決算説明資料」より抜粋(P.51)

 

2023年5月期第1四半期決算資料を読み解く

それでは、2022年9月30日に発表されたフィードフォースの2023年5月期第1四半期決算について、読み解いていきましょう。

会社予想に対する進捗率

2023年5月期第1四半期決算は、会社予想に対して売上高の進捗率は23.6%、経常利益の進捗率は18.9%でした。前年同時期の進捗率は、売上高が22.3%、経常利益が27.5%でしたので、少し進捗が悪めです。当期純利益が赤字に転落しているのは、子会社2社ののれん代を特別損失として処理したためです。

フィードフォース 決算内容

※フィードフォース「2023年5月期第1四半期 決算説明資料」より抜粋(P.4)

 

次にセグメント別業績を確認してみましょう。最も売上高が大きいいPS事業は、ここ1年近く、売上高も利益もほとんど変動がありません(今期は前年度に対してわずかに減少)。一方でSaaS事業は売上高も利益も前年度同時期と比べて、大きく増収増益となっています。最後にDX事業ですが、連結子会社の寄与により前年同時期と比べて売上高が大幅に増加しました。ただし、利益に関しては損失が拡大しています。

フィードフォース セグメント別売上推移

※フィードフォース「2023年5月期第1四半期 決算説明資料」より抜粋(P.5)

 

以下に四半期ごとの売上高推移を示します。これを見ると下期偏重であることがわかります。また、前年度第4四半期と比べて、第1四半期は売上高が下がることが多い中、今期は上がっています。(進捗率自体は前期とほとんど変わりませんが、上振れがあるかもと感じさせる点です。)

フィードフォース 四半期業績推移

※フィードフォース「2023年5月期第1四半期 決算説明資料」より抜粋(P.6)

 

銘柄分析

最後に銘柄分析を行いましたので、紹介します。

ファンダメンタルズ分析

フィードフォースのファンダメンタルは以下のとおりです。

  • 時価総額:101.2億円
  • PER:24.2倍
  • PBR:3.39倍
  • 配当:(2022.5)0円、(2023.5(予))0円
  • 予想配当利回り:0%
  • 自己資本率:37.2%
  • 増収率:(2022.5)16.2%、(2023.5(予))27.4%
  • 増益率:(2022.5)4.3%、(2023.5(予))-8.8%
  • 営業利益率:(2022.5)30.9%、(2023.5(予))22.1%

※2022年9月30日終値で算出しております。

株価分析

以下にフィードフォースの上場以来の株価チャート(週足)を示します。公募価格は287.5円(1:4の株式分割を考慮)で、コロナショック時だけ公募価格を下回りましたが、すぐに大きく反発し、上場来最高値の1837.5円となりました。その後の株価は振るわず、下落トレンドを現在も継続中です。

フィードフォース 週足チャート

株主構成

フィードフォースの株主構成は、以下のとおりです。創業者でもあり現社長でもある塚田耕司氏が上位株主です。また、筆頭株主である合同会社理力についても、創業者の資産管理会社です。このことから、私が10倍株の探索条件の一つとして挙げている「オーナー経営者かつ上位株主」の条件には合致しています

  1. 合同会社理力    800(30.5)
  2. 塚田耕司    762(29.1)
  3. 阿部圭司    221 (8.4)
  4. 日本カストディ信託口    98 (3.7)
  5. マイナビ    87 (3.3)

 

10倍株探索条件の可否まとめ

フィードフォースは、調べた結果、以下で掲げている私の10倍株の探索条件をすべての条件を満足しています

  • 増収率(20%以上):〇
  • 営業利益率(10%以上):〇
  • 時価総額(200億円未満):〇
  • 上場から5年以内:〇
  • オーナー経営者かつ上位株主:〇

 

まとめ

ここまで、フィードフォースの銘柄分析を行ってきました。創業となるデジタルマーケティングに関するPS事業については、伸び悩みしていますが、新しく立ち上げたSaaS事業及びDX事業の成長がその伸び悩みを十分に補っており、うまく多角化を進められていると言えます。

 

一方で、PS事業の伸び悩みが継続することで、中期計画の実現に暗雲が立ち込めます。特に今年は当初から落ち込むことを予定していますので、決算内容を精査し、落ち込んだ分、来年度以降にステップアップできるかを注視していくべきと思いました。

 

【注意事項】

最後に注意事項です。

 

どのような投資するかについては、あくまでご自身の責任に基いた判断のうえ、実施してください。

 

上記で記載した内容は、収集した情報や分析データに基づき、筆者個人の見解をまとめたものです。したがって、すべてが正確な情報であるとは保証できません。また、収集した情報やデータに関しても、投稿時点のものなので、すでに古い情報になっている可能性がありますので、ご注意願います。

 

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