ほっこり10倍株研究所(仮名)

どうしても働きたくない40代サラリーマンがニートになるべく、10倍株を当てる夢を見つつ、投資に試行錯誤する様子を記したブログです。

【銘柄分析】フィードフォース(7068)-2023年5月期第2四半期決算発表後-

フィードフォース 決算発表

この記事では、以前に私が紹介した「10倍株の銘柄候補」のフィードフォース(7068)が2022年12月28日の引け後に2023年5月期第2四半期決算を発表しましたので、私なりにほっこり解説していきます。ちなみに、決算発直前の株価は305円(12/28終値)でした。さて、明日の株価はどうなるでしょうか。

 

なお、各所に用いた数値は2022年12月時点のものです。

おさらい

フィードフォースに関しては、以下の記事で銘柄分析をしています。どんな銘柄なのか詳しく知りたい方は以下の記事を参照してください。

toroupa-toushi.hatenablog.com

概要をざっと書くと以下です。

  • フィードフォースの主な事業は、デジタルマーケティングの関連ツールを販売
  • 業績は着実に伸びており、2018年5月期から2022年5月期の4年間で売上高は約5.3倍に拡大と急拡大。加えて、2022年5月度の営業利益率は30.9%と高い水準。ただし、9/30に発表した2023年5月度は減益予想
  • 買収した子会社ののれん代の負担が重い。加えて、子会社の赤字にも苦しむ。
  • 3つの事業のうち、創業時の事業となるPS事業については昨年度より成長が鈍化し、今年度は減収の見込み。一方で、SaaS事業及びDX事業については、順調に売上高を伸ばしている状況。
  • フィードフォースが示した中期計画によると、2025年5月期で売上高50億円(2022年5月期の約1.7倍)、営業利益20億円(2022年度5月期の約2倍)を目指す。
  • 2023年5月期第1四半期決算は、会社予想に対して売上高の進捗率は23.6%経常利益の進捗率は18.9%。前年同時期の進捗率は、売上高が22.3%、経常利益が27.5%でしたので、少し進捗が悪め。また、のれん代の償却による特別損失を計上したため、純利益は赤字転落。

 

2023年5月期第2四半期決算資料を読み解く

それでは、2022年12月28日に発表されたフィードフォースの2023年5月期第2四半期の決算資料について、読み解いていきましょう。

ポイント

決算資料から読み取れたポイントは以下です。それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

  • 上方修正を発表し、当初計画から売上高は2.0%の増収、経常利益は12.6%の増益の見込みに修正。増収減益の計画から増収増益に転じる。
  • 上方修正した会社予想に対して、売上高の進捗率は48.1%、経常利益の進捗率は42.5%。前年同時期と比べて、順調に推移している。
  • 前年同時期と比べて増収減益(売上高:+37.0%:経常利益:-21.4%)で着地。営業利益率は前年同時期から悪化(37.0%→21.4%)。
  • 2023年5月期第2四半期は、前四半期(2023年5月期第1四半期)と比べると売上高は8.0%増加。

会社計画の修正を発表

2023年5月期第2四半期決算と同日に通期予想の修正を発表しました。その修正内容によると、当初計画に比べて、売上高は2.0%の増収、経常利益は12.6%の増益となりました。その結果、当初計画では増収減益だったものが、増収増益となりました。

フィードフォース 業績修正

※フィードフォース「2023年5月期 第2四半期決算説明資料」より抜粋(P.51)

会社予想に対する進捗率

2023年5月期第2四半期の決算は、上方修正した会社予想に対して売上高の進捗率は48.1%、経常利益の進捗率は42.5%でした。、前年同時期は売上高の進捗率は45.6%、経常利益の進捗率は55.6%でしたので、利益面は遅れているものの、順調に推移している模様。なお、第1四半期に子会社ののれん代償却を行い、343百万円の特別損失を計上していることから上期は純利益は赤字で着地しています。

 

なお、子会社で損失が発生していることから、前年同時期と比べて増収減益(売上高:+37.0%:経常利益:-21.4%)となり、営業利益率は前年同時期の37.0%から21.2%に悪化しました。ただし、前四半期と比べるとコストコントロールがうまくできたことから、利益面も改善しています。

フィードフォース 業績発表

※フィードフォース「2023年5月期 第2四半期決算説明資料」より抜粋(P.5)

 

次にフィードフォースの四半期売上高の推移を紹介します。以下に示すとおり、売上高は凸凹はしているものの、おおむね右肩上がりで増えています。今期はフィードフォースが抱えるすべての事業が前四半期から増収となった結果、売上高は前四半期(2023年5月期第1四半期)に比べて、8.0%増収となっています。また、過去の決算を見てもわかる通り、下期偏重の傾向があることから、3Q以降も増収となる可能性が高いと思われます。

フィードフォース 業績推移

※フィードフォース「2023年5月期 第2四半期決算説明資料」より抜粋(P.7)

 

まとめ(個人の乾燥)

ここまで、フィードフォースが発表した2023年4月期第2四半期決算について、解説してきました。当初予算では増収減益を予想していましたが、本日の業績修正により増収増益の見込みとなりました。1Qの段階では、今後の見通しは正直、かなり懐疑的な印象を持っていたのですが、今回の修正結果から売上高が相変わらず高い伸びを示していることや利益率も改善の兆しが見ていることから、来期以降に期待が持てる内容だと感じます。

 

【注意事項】

最後に注意事項です。

 

どのような投資するかについては、あくまでご自身の責任に基いた判断のうえ、実施してください。

 

上記で記載した内容は、収集した情報や分析データに基づき、筆者個人の見解をまとめたものです。したがって、すべてが正確な情報であるとは保証できません。また、収集した情報やデータに関しても、投稿時点のものなので、すでに古い情報になっている可能性がありますので、ご注意願います。

 

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