ほっこり10倍株研究所(仮名)

どうしても働きたくない40代サラリーマンがニートになるべく、10倍株を当てる夢を見つつ、投資に試行錯誤する様子を記したブログです。

【決算要約】アクシージア(4936)-2023年7月期通期決算発表後-

アクシージア_2022年7月期通期決算発表

この記事では、以前に私が紹介した「10倍株の銘柄候補」のアクシージア(4936)が2022年9月14日の引け後に2022年7月期通期決算を発表しましたので、私なりにほっこり解説していきます。ちなみに、決算発直前の株価は1063円(9/14終値)で、先週頭(843円)から約25%と大きく上昇して決算を迎えています。さて、明日はどうなるでしょうか。

 

なお、各所に用いた数値は2022年9月時点のものです。

おさらい

アクシージアに関しては、以下の記事で銘柄分析をしています。どんな銘柄なのか詳しく知りたい方は以下の記事を参照してください。

toroupa-toushi.hatenablog.com

 

概要をざっと書くと以下です。

  • 売上の9割が中国向けのスキンケア化粧品のファブレスメーカー。中国での販売はECサイトを通したものが主体。(テーマでいうと、越境ECに該当)
  • 売上高は着実に伸びており、ここ3年間は24~38%と高い増収率で、3年間で売上高は約2.3倍に伸長。2022年7月期の会社計画では、営業利益率は約19%を予定。
  • 2024年7月期までに、2022年7月期に対して売上高は1.57倍(2024年度:11,173百万円、営業利益は1.91倍(2024年度:2,955百万円)に伸ばす計画。
  • 売上高30~100億円の同業を買収することを検討中
  • 2022年度は、上方修正済み。
  • 2022年より自社製品をもらえる優待制度を新設

 

2022年7月期通期決算資料を読み解く

それでは、2022年9月14日に発表されたアクシージアの2022年7月期の通期決算資料について、読み解いていきましょう。

ポイント

決算資料から読み取れたポイントは以下です。それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

  • 会社予想に対して売上高の進捗率は102.7%、経常利益の進捗率は109.1%。売上高及び経常利益ともに上方修正した計画よりも上振れ着地。
  • 上振れした要因は、中国ECサイトのイベント重視と販売チャンネルの開拓がうまくいったことが要因
  • 2023年7月期は、2022年7月期と比べて、売上高は26.0%の増収、経常利益は2.9%の増益を計画

会社予想に対する進捗率

2022年7月期の通期決算は、会社予想に対して売上高の進捗率は102.7%、経常利益の進捗率は109.1%となり、売上高及び経常利益ともに上方修正した計画よりも上振れしてて着地しました。

アクシージア 2021年度通期決算

※アクシージア「2022年7月期 通期決算説明資料」より抜粋(P.4)

 

上振れに対しては、以下のグラフが示す通り、主戦場の中国ECで予想以上に成功した(前年度比+49%)ためです。特に動画プラットフォームTikTokの中国本土版の「Douyin」が前年度61百万円から2022年7月期は1054百万円と大きく伸びました。

※アクシージア「2022年7月期 通期決算説明資料」より抜粋(P.12)

 

また、アクシージアが中国EC開拓のために重要視していた中国ECの三大イベントについて、売上高をいずれも大きく伸ばすことに成功しました。

※アクシージア「2022年7月期 通期決算説明資料」より抜粋(P.13)

 

また、新型コロナによる上海ロックダウンの影響が心配されましたが、上海子会社が迅速に対策をしたためにリスクを抑えることができ、上海子会社は収益拡大に成功しました。

アクシージア 上海ロックダウンの影響

※アクシージア「2022年7月期 通期決算説明資料」より抜粋(P.14)

2023年7月期の会社計画

アクシージアは2022年7月期の通期決算資料内で来年度(2023年7月期)の会社計画を発表しました。それによると、2023年7月期は、2022年7月期と比べて、売上高は26.0%の増収、経常利益は2.9%の増益を計画しています。経常利益率の伸びが低いのは、中長期成長を目指した成長投資を行うためとのことです。なお、来年度に初の売上高100億円を達成する見込みです。

アクシージア 2023年7月期会社予想

※アクシージア「2022年7月期 通期決算説明資料」より抜粋(P.23)

 

この会社計画を実現するために次の施策を打ち出しています。中国ECの展開を強化すべく、製品開発及び人的資本への投資、M&Aを推進していきます。

アクシージア「2022年7月期 通期決算説明資料」より抜粋(P.24)

まとめ

ここまで、アクシージアが発表した2022年7月期通期決算について、解説してきました。決算内容としては、本決算は上方修正した会社計画からも上振れ着地しており、順調に見えます。また、来期も今年度よりは増収率はひくくなるものの、売上高を伸ばしていく計画を提示しています。

 

【注意事項】

最後に注意事項です。

 

どのような投資するかについては、あくまでご自身の責任に基いた判断のうえ、実施してください。

 

上記で記載した内容は、収集した情報や分析データに基づき、筆者個人の見解をまとめたものです。したがって、すべてが正確な情報であるとは保証できません。また、収集した情報やデータに関しても、投稿時点のものなので、すでに古い情報になっている可能性がありますので、ご注意願います。

 

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