ほっこり10倍株研究所(仮名)

どうしても働きたくない40代サラリーマンがニートになるべく、10倍株を当てる夢を見つつ、投資に試行錯誤する様子を記したブログです。

【決算要約】イントラスト(7191)-2023年3月期第2四半期決算発表後-

イントラスト 決算発表

この記事では、以前に私が紹介した「10倍株の銘柄候補」のイントラスト(7191)が2022年10月28日の引け後に2023年3月期第2四半期決算を発表しましたので、私なりにほっこり解説していきます。ちなみに、決算発直前の株価は624円(10/28終値)でした。さて、週明けの株価はどうなるでしょうか。

 

なお、各所に用いた数値は2022年10月時点のものです。

おさらい

イントラストに関しては、以下の記事で銘柄分析をしています。どんな銘柄なのか詳しく知りたい方は以下の記事を参照してください。

 

toroupa-toushi.hatenablog.com

 

概要をざっと書くと以下です。

  • 家賃債務保証が事業の主柱。近年は、介護費用及び医療費用保証にも事業を広げており、特に医療費用保障事業を次の柱にすべく活動中。また、不動産、金融の業務受託(ソリューション事業)も行っている。
  • 業績は毎年急速に伸びており、毎年15~18%の増収を継続。営業利益率は25%前後で高い水準を維持。
  • 中期経営計画にて、2021年度の売上高及び営業利益を2024年度に約2倍にする計画を策定。
  • 中期計画で第二の柱とすると考えていた医療費用保証事業はコロナによる影響が大きく、想定通りに進んでいない。一方で、家賃保証事業は想定以上に拡大。
  • 2023年度第1四半期決算は、会社予想に対して売上高の進捗率は23.5%、経常利益の進捗率は25.2%と前年同時期をほぼ同じ進捗率。

 

上方修正及び増配を発表

決算資料を読み解く前にまずはイントラストが2022年10月19日に発表した業績修正について、解説します。以下のとおり、割合は大きくありませんが、上方修正を発表しています。また、2023年3月期の配当についても、当初予定していた13円から13.5円と0.5円増配します。

イントラスト 業績修正

※イントラスト「2022年10月19日 業績予想及び配当予想の修正に関するお知らせ」より抜粋

 

2023年3月期第2四半期決算資料を読み解く

それでは、2022年10月28日に発表されたイントラストの2023年3月期第2四半期の決算資料について、読み解いていきましょう。

 

ポイント

決算資料から読み取れたポイントは以下です。それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

  • 2022年10月19日に修正発表した会社予想に対して売上高の進捗率は47.9%、経常利益の進捗率は50.4%となり、前年同時期と比較して進捗は良好と言える。
  • 四半期業績の推移をみた場合、今回は前四半期(2023年3月期第1四半期)と比べて、売上高は約4.9%増収に。
  • 新分野保証のうち、医療/介護費用保証に関しては、ここ2年間、伸び悩んでいる。

会社予想に対する進捗率

2023年3月期第2四半期の決算は、2022年10月19日に修正発表した会社予想に対して売上高の進捗率は47.9%、経常利益の進捗率は50.4%となり、前年同時期は売上高の進捗率は47.6%、経常利益の進捗率は49.7%でしたので、進捗は良好と言えます。

 

売上高の増収は、家賃債務保証が成長したことが一つの要因です。また、営業利益の増益は人件費などの費用が抑制されたためです。

イントラスト 四半期業績

※イントラスト「2023年3月期 第2四半期決算説明資料」より抜粋(P.4)

 

次に四半期ごとの売上高の推移を見ていきます。グラフを見ていただいてもわかるとおり、四半期ベースではほぼ着実に右肩上がりしており、特に2022年下期以降は売上高の成長が加速しています。また、2023年3月期の第二四半期は、前年同時期から28%増収、前四半期(2023年3月期第1四半期)から4.9%増収しています。

 

なお、保証事業は好調ですが、ソリューション事業は前年同時期及び前四半期と比べて売上高が減少しました。ただし、これは意図的にコンサル&オペレーション業務を保証業務へ切り替えていっているためです。

イントラスト 四半期業績推移

※イントラスト「2023年3月期 第2四半期決算説明資料」より抜粋(P.5)

 

ただし、気になるのは次の柱にすべく取り組んでいる新保証分野のうち、医療/介護費用保証に関して、足踏みしていることです。前回の決算資料では、イントラストが言うにはコロナの影響により営業活動が停滞したためと述べていました。今回は売上高はほとんど前四半期と変わっていないものの、引き合いは急増したとのコメントがありましたので、次の四半期に期待したいところです。

イントラスト 医療及び介護費用保証の四半期推移

※イントラスト「2023年3月期 第2四半期決算説明資料」より抜粋(P.9)

 

まとめ

ここまで、イントラストが発表した2023年3月期第2四半期決算について、解説してきました。イントラストはすでに上方修正を発表していたこと、加えて上期の予想はほぼ想定通りであったから、週明けは特に波乱なく終わると思います。

 

なお、上方修正があった次の日は大きく上昇していますが、その後、じりじりと下がっている段階です。

 

【注意事項】

最後に注意事項です。

 

どのような投資するかについては、あくまでご自身の責任に基いた判断のうえ、実施してください。

 

上記で記載した内容は、収集した情報や分析データに基づき、筆者個人の見解をまとめたものです。したがって、すべてが正確な情報であるとは保証できません。また、収集した情報やデータに関しても、投稿時点のものなので、すでに古い情報になっている可能性がありますので、ご注意願います。

 

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