ほっこり10倍株研究所(仮名)

どうしても働きたくない40代サラリーマンがニートになるべく、10倍株を当てる夢を見つつ、投資に試行錯誤する様子を記したブログです。

【銘柄分析】 Institution for a Global Society(4265)-2023年3月期第2四半期決算発表後-

Institution for a Global Society 決算発表

この記事では、以前に私が紹介した「10倍株の銘柄候補」のInstitution for a Global Society(4265)が2022年11月11日の引け後に2023年3月期第2四半期決算を発表しましたので、私なりにほっこり解説していきます。ちなみに、決算発直前の株価は694円(11/11終値)でした。さて、週明けの株価はどうなるでしょうか。

 

なお、各所に用いた数値は2022年11月時点のものです。

おさらい

Institution for a Global Societyに関しては、以下の記事で銘柄分析をしています。どんな銘柄なのか詳しく知りたい方は以下の記事を参照してください。

toroupa-toushi.hatenablog.com

概要をざっと書くと以下です。

  • Institution for a Global Societyは、企業、学校などを対象とした教育支援及び人材開発ツールをクラウドにて提供。HR事業・教育事業・新規事業の3つの事業で構成。
  • 売上高は急成長を遂げており、2020年3月期から2022年3月期の2年間で売上高は約2.3倍に拡大。営業利益も2021年3月期に黒字転換して以降、順調に伸ばしており、今年度は18.4%と二桁超えを計画
  • 2023年3月期第1四半期決算は、会社予想に対して売上高の進捗率は10.4%、経常利益は赤字で、前年同時期とほぼ同じ進捗率。この会社の傾向として、第1四半期は売り上げが少ない

 

2023年3月期第2四半期決算資料を読み解く

それでは、2022年11月11日に発表されたInstitution for a Global Societyの2023年3月期第2四半期の決算資料について、読み解いていきましょう。

ポイント

決算資料から読み取れたポイントは以下です。それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

  • 下方修正を発表し、当初の会社予想から売上高が13.1%の減収、経常利益が77.2%の減益の見込み。
  • 下方修正した会社予想に対して売上高の進捗率は30.0%、経常利益は赤字。下方修正した計画でも、前年と比べて進捗は悪し。加えて、前年同時期で比較した場合、減収かつ赤字幅拡大。
  • 教育事業はデジタル化の追い風を受けて好調
  • HR事業は、営業面の施策が悪かったことや外部環境の影響を受けて苦戦。

下方修正発表

Institution for a Global Societyは決算発表とともに下方修正を発表しています。下方修正の内容ですが、当初予想から売上高が13.1%の減収、経常利益が77.2%の減益の見込みです。

 

修正理由はのちほど説明しますが、主力事業の一つであるHR事業が苦戦した結果です。

Institution for a Global Society 下方修正

※Institution for a Global Society「2023年3月期第2四半期業績予想と実績との差異及び 通期業績予想の修正に関するお知らせ」より抜粋

会社予想に対する進捗率

2023年3月期第2四半期の決算は、同日に行った下方修正した会社予想に対して売上高の進捗率は30.0%、経常利益は赤字となり、前年同時期は売上高の進捗率は37.2%、経常利益は赤字でした。下方修正した計画でも、進捗は悪いです。また、前年同時期で比較した場合、減収かつ赤字幅拡大(▲29.3百万円→▲93.9百万円)となっています。

Institution for a Global Society 決算資料

※Institution for a Global Society「2023年3月期 第2四半期決算説明資料」より抜粋(P.5)

 

教育事業については、コロナ禍によるデジタル化が追い風となったことで、前年同時期を比べて、売上高は115.6百万円(23.6%増収)、セグメント利益は36.6百万円(23.3%増益)と好調でした。

 

一方で、主力事業の片割れであるHR事業が苦戦しており、売上高は138.8百万円(20.7%減収)、セグメン損失は32.7百万円(前年度同時期は黒字)となりました。要因としては、経済状況悪化に伴う既存顧客の規模縮小や営業活動がうまくいかなかったことによる新規顧客獲得の低迷、販売するプロダクトが顧客ニーズにマッチしていないことが挙げられています。そのことから、既存顧客に関しては多少仕方ない面があるかとおもいますが、営業活動がうまくいかなった点やサービスが不足している点に関しては、本質的な部分ができていないことを示しており、かなり心配な内容でした。(決算資料もないので、今後、どう改善していくのかもわからないですし。。。)

 

まとめ

ここまで、Institution for a Global Societyが発表した2023年3月期第2四半期決算について、解説してきました。主力事業のうちの一つが予想以上に不振に陥ったために下方修正を発表しています。不振の理由も営業活動不足や提供する製品がうまくいっていないという内容なので、今後が少し不安になります。

 

※大した量ではありませんが、保有銘柄です。週明けは、どうなることやら。。。

 

【注意事項】

最後に注意事項です。

 

どのような投資するかについては、あくまでご自身の責任に基いた判断のうえ、実施してください。

 

上記で記載した内容は、収集した情報や分析データに基づき、筆者個人の見解をまとめたものです。したがって、すべてが正確な情報であるとは保証できません。また、収集した情報やデータに関しても、投稿時点のものなので、すでに古い情報になっている可能性がありますので、ご注意願います。

 

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