この記事では、以前に私が紹介した「10倍株の銘柄候補」のエッジテクノロジー（4268）が2022年12月9日の引け後に2023年4月期第2四半期決算を発表しましたので、私なりにほっこり解説していきます。ちなみに、決算発直前の株価は1003円（12/9終値)でした。さて、週明けの株価はどうなるでしょうか。
なお、各所に用いた数値は2022年12月時点のものです。
おさらい
エッジテクノロジーに関しては、以下の記事で銘柄分析をしています。どんな銘柄なのか詳しく知りたい方は以下の記事を参照してください。
概要をざっと書くと以下です。
- エッジテクノロジーの主力事業は、顧客の課題をＡＩ導入で解決するＡＩソリューション。加えて、人材育成や転職支援などを行うＡＩ教育や営業支援システムが堅調なＡＩプロダクトも。
- 売上高は昨年度47.5％増収と急成長。今期も約40％の増収の計画。営業利益も売上高の伸長に伴って大きくなっており、2023年4月期は二桁まで伸長する計画。
- AIソリューション事業におけるエッジテクノロジーの特徴は、すべてを自前のエンジニアでサービスを開発するのではなく、フリーランスの活用している点。
- 2023年度第1四半期決算は、会社予想に対して売上高の進捗率は21.5%、経常利益の進捗率は25.3%。主力サービスのAIソリューション事業の売上高の計画によると、下期偏重であることから順調に推移しているように見える。
2023年4月期第2四半期決算資料を読み解く
それでは、2022年12月9日に発表されたエッジテクノロジーの2023年4月期第2四半期の決算資料について、読み解いていきましょう。
ポイント
決算資料から読み取れたポイントは以下です。それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
- 会社予想に対して、売上高の進捗率は43.0%、経常利益の進捗率は47.7%。前年同時期と比べて、進捗率は良い。
- 前年同時期と比べ大きく増収増益（売上高：+35.8%：経常利益：+96.8%）。営業利益率も前年同時期から改善し、10%超え。
- 2023年4月期第2四半期は、前四半期（2023年4月期第1四半期）と比べると減少したものの、前年度同時期からARR（年間経常収益）は80.5％増加し、過去最高。
- ARRから読み取ると、下期に売上高が偏重する傾向あり。現在の進捗率は50%割れしてても、通期計画は達成できる可能性は高そう。
会社予想に対する進捗率
2023年4月期第2四半期の決算は、会社予想に対して売上高の進捗率は43.0%、経常利益の進捗率は47.7%でした。、前年同時期は売上高の進捗率は44.3%、経常利益の進捗率は37.5％でしたので、進捗は良好と言えます。資料内では特に言及がないことからも、会社計画どおりだと想定されます。
また、主力事業であるAIソリューション事業が好調なことから、前年同時期と比べ大きく増収増益（売上高：+35.8%：経常利益：+96.8%）となっています。営業利益率も前年同時期の7.8％から11.2％と改善し、ついに二桁台にのりました。
※エッジテクノロジー「2023年4月期 第2四半期決算説明資料」より抜粋(P.5)
次にエッジテクノロジーがKPIとして重要視しているARR（年間経常収益）について、以下に示します。2023年4月期第2四半期は、前四半期（2023年4月期第1四半期）と比べると減少していますが、前年同時期（2022年4月期第2四半期）からARRは80.5％増加し、過去最高となっています。前四半期からARRが減っている点に関しては、2019年4月期も減少していますし、2021年4月期はほとんど変わっていないことから、あまり気にする必要はなさそうです。また、過去の結果を見てわかるとおり、第4四半期が最も多くなる傾向で、偏重していることから、現状、進捗率が50%を割っていますが、通期目標は達成する可能性は高そうです。
※エッジテクノロジー「2023年4月期 第2四半期決算説明資料」より抜粋(P.13)
まとめ
ここまで、エッジテクノロジーが発表した2023年4月期第2四半期決算について、解説してきました。順調に売上高を伸ばしており、意欲的な通期目標も達成できる可能性が高そうです。
【注意事項】
最後に注意事項です。
どのような投資するかについては、あくまでご自身の責任に基いた判断のうえ、実施してください。
上記で記載した内容は、収集した情報や分析データに基づき、筆者個人の見解をまとめたものです。したがって、すべてが正確な情報であるとは保証できません。また、収集した情報やデータに関しても、投稿時点のものなので、すでに古い情報になっている可能性がありますので、ご注意願います。
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