ほっこり10倍株研究所(仮名)

どうしても働きたくない40代サラリーマンがニートになるべく、10倍株を当てる夢を見つつ、投資に試行錯誤する様子を記したブログです。

【銘柄分析】サーキュレーション(7379)-2023年7月期第1四半期決算発表後-

サーキュレーション 決算発表

この記事では、以前に私が紹介した「10倍株の銘柄候補」のサーキュレーション(7379)が2022年12月13日の引け後に2023年7月期第1四半期決算を発表しましたので、私なりにほっこり解説していきます。ちなみに、決算発直前の株価は1575円(12/13終値)でした。さて、明日の株価はどうなるでしょうか。

 

なお、各所に用いた数値は2022年12月時点のものです。

おさらい

サーキュレーションに関しては、以下の記事で銘柄分析をしています。どんな銘柄なのか詳しく知りたい方は以下の記事を参照してください。

toroupa-toushi.hatenablog.com

概要をざっと書くと以下です。

  • サーキュレーションは、経営やDXなどの分野で外部プロ人材の知見を企業にシェアする『プロシェアリング』を展開
  • 売上高は着実に伸びており、2019年7月期から2022年7月期の3年間で売上高は約2.4倍に拡大。営業利益率は2022年7月期で6.5%。
  • サーキュレーションは、既存領域の拡大に加えて、事業承継サービスやSaaS型システムの販売などの新規事業の立ち上げに積極的。
  • 2022年7月期の通期決算は、会社予想に対して売上高の進捗率は97.3%、経常利益の進捗率は103.3%。営業利益率については、前年度8.8%から7.5%に低下。
  • 2023年7月期は、2022年7月期と比べて、売上高は30.9%の増収、経常利益は13.5%の増益を計画。

 

2023年7月期第1四半期決算資料を読み解く

それでは、2022年12月13日に発表されたサーキュレーションの2023年7月期第1四半期の決算資料について、読み解いていきましょう。

ポイント

決算資料から読み取れたポイントは以下です。それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

  • 会社予想に対して、売上高の進捗率は20.9%、経常利益は20.0%。前年同時期と比べて、進捗は悪め。
  • 2023年7月期第1四半期は過去最高の売上高を記録した一方で、人材への投資に費用をかけた結果、利益面は前年同時期に比べて減少。
  • 2Q以降は、入社した人材が少しずつ売上高に貢献していくことが想定され、プロジェクトの稼働数が増加する見込み。
  • 人材獲得は順調で。コンサルタントが新規に20名入社。

会社予想に対する進捗率

2023年7月期第1四半期の決算は、会社予想に対して売上高の進捗率は20.9%、経常利益は20.0%でした。前年同時期は売上高の進捗率は23.4%、経常利益の進捗率は36.9%でしたので、進捗は悪いと言え、前年同時期と比べて増収(売上高+16.6%)減益(経常利益:-38.5%)です。なお、会社説明によると、減益に関しては先行投資を多くしたことが要因とあり、全体として計画通りの進捗しているとのことです。

サーキュレーション 決算発表

※サーキュレーション「2023年7月期 第1四半期決算説明資料」より抜粋(P.5)

 

以下に四半期ごとの売上高の推移を示します。きれいに右肩上がりとなっています。2023年7月期第1四半期が前四半期(2022年7月期第4四半期)と比べて、2.8%の増加に滞まっていますが、新たに入社した20名コンサルタントの教育を優先した結果とのことです。

サーキュレーション 四半期業績推移

※サーキュレーション「2023年7月期 第1四半期決算説明資料」より抜粋(P.17)

 

その結果、次の四半期以降は以下のとおり、月次平均稼働プロジェクト数が増加していく計画となっていることから、通期計画に関しても想定通りと考えているようです。

サーキュレーション 月次平均プロジェクト稼働数

※サーキュレーション「2023年7月期 第1四半期決算説明資料」より抜粋(P.20)

 

まとめ

ここまで、サーキュレーションが発表した2023年7月期第1四半期決算について、解説してきました。進捗率自体は前年度と比べて悪いですが、悪くなった理由が入社した人材の教育に時間をかけたことが要因とはっきりしています。次の四半期は、これらの人員が戦力として計算できることから、売上増加が見込めそうです。

 

【注意事項】

最後に注意事項です。

 

どのような投資するかについては、あくまでご自身の責任に基いた判断のうえ、実施してください。

 

上記で記載した内容は、収集した情報や分析データに基づき、筆者個人の見解をまとめたものです。したがって、すべてが正確な情報であるとは保証できません。また、収集した情報やデータに関しても、投稿時点のものなので、すでに古い情報になっている可能性がありますので、ご注意願います。

 

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