ほっこり10倍株研究所(仮名)

どうしても働きたくない40代サラリーマンがニートになるべく、10倍株を当てる夢を見つつ、投資に試行錯誤する様子を記したブログです。

【銘柄分析】モイ(5031)-2023年1月期第3四半期決算発表後-

モイ 決算発表

この記事では、以前に私が紹介した「10倍株の銘柄候補」のモイ(5031)が2022年12月13日の引け後に2023年1月期第3四半期決算を発表しましたので、私なりにほっこり解説していきます。ちなみに、決算発直前の株価は423円(12/13終値)でした。さて、明日の株価はどうなるでしょうか。

 

なお、各所に用いた数値は2022年12月時点のものです。

おさらい

モイに関しては、以下で示すとおり、2回、記事で紹介しています。どんな銘柄なのか詳しく知りたい方は以下の記事を参照してください。

toroupa-toushi.hatenablog.com

toroupa-toushi.hatenablog.com

概要をざっと書くと以下です。

  • ライブ配信サービス「ツイキャス」を運営し、配信者へ報酬を渡すための課金アイテムを販売し、収益を上げている。
  • 近日中にメタバースでのライブ配信サービスを開始する予定
  • 業績は毎年順調に伸びており、2022年1月期の売上高は2020年1月期の2.8倍に伸長。営業利益は2022年度は黒字転換。
  • 2023年1月期第2四半期の決算は、会社予想に対して売上高の進捗率は41.9%、経常利益の進捗率は29.3%。進捗率としては遅れ気味。
  • 四半期業績の推移をみる限り、2022年1月期第4四半期以降、売上高の成長は止まっている。前年同期比でみてもほとんど成長していない。
  • モイは、当初から下期偏重の計画であることから、会社計画の現時点の修正はしないとのこと

 

2023年1月期第3四半期決算資料を読み解く

それでは、2022年12月13日に発表されたモイの2023年1月期第3四半期の決算資料について、読み解いていきましょう。

ポイント

決算資料から読み取れたポイントは以下です。それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

  • 2022年11月16日にすでに下方修正を発表し、期初計画から売上高を14.5%減収、経常利益は94.6%減益となる見込み。
  • 社予想に対して、売上高の進捗率は75.3%、営業利益は通期計画を超過。前年同時期と比べて、売上高の進捗率はほぼ同じ。
  • 前年同時期と比べて増収減益(売上高:+0.9%:営業利益:-61.9%)。四半期単独では営業利益は赤字。
  • 3Qは大型キャンペーンを行った結果、3Qは前四半期よりも売り上げはのばしたものの、四半期の売上高推移をみる限り、足踏みしているように見える。

下方修正を発表済み

モイは2022年11月16日にすでに業績修正を発表しており、期初計画から売上高を14.5%減収、経常利益は94.6%減益と下方修正となりました。修正した理由は今後の事業の見通し

を踏まえて、業績の見直しと繰り延べ税金資産を取り崩した結果とのことです。

モイ 下方修正内容

※モイ「2023年1月期 第3四半期決算説明資料」より抜粋(P.17)

会社予想に対する進捗率

2023年1月期第3四半期の決算は、修正した会社予想に対して売上高の進捗率は75.3%、営業利益は通期計画を超過でした。前年同時期は売上高の進捗率は75.4%、営業利益の進捗率は96.7%でしたので、進捗はほぼ計画通りと言えます。なお、前年同時期と比べわずかに増収(売上高:+0.9%)、大きく減益(営業利益:-61.9%)となっています。

モイ

※モイ「2023年1月期 第3四半期決算説明資料」より抜粋(P.8)

 

次にモイの四半期ごとの売上高の推移を示します。以下で見てもわかる通り、ここ3四半期は売上高は伸びが見られず足踏み状態でしたが、3Qは少し上向いています。ただし、3Qは大型キャンペーンを行っていること、過去の第3四半期は他の四半期期よりも売上高が多い傾向があるので、4Qも伸びるかどうかは現時点で不透明です。(※通期計画の売上高だけを言えば、第1四半期及び第2四半期と同じ金額を上げられれば達成できる見込み。)

モイ 四半期業績

※モイ「2023年1月期 第3四半期決算説明資料」より抜粋(P.10)

 

まとめ

ここまで、モイが発表した2023年1月期第3四半期決算について、解説してきました。もモイはすでに見通しが悪くなっていることを自覚しており、すでに下方修正を発表済みです。その下方修正した計画に対する進捗率に関しては、ほぼ計画通りで、通期計画に関しては、コストが想定よりも増えない限り達成できそうです。

 

ただし、事業自体の成長が鈍化というよりは足踏みしているように感じるため、どうテコ入れするのかを通期計画の発表時に明確にしてほしいです。

 

【注意事項】

最後に注意事項です。

 

どのような投資するかについては、あくまでご自身の責任に基いた判断のうえ、実施してください。

 

上記で記載した内容は、収集した情報や分析データに基づき、筆者個人の見解をまとめたものです。したがって、すべてが正確な情報であるとは保証できません。また、収集した情報やデータに関しても、投稿時点のものなので、すでに古い情報になっている可能性がありますので、ご注意願います。

 

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