この記事では、以前に私が紹介した「10倍株の銘柄候補」のアピリッツ（4174）が2022年12月15日の引け後に2023年1月期第3四半期決算を発表しましたので、私なりにほっこり解説していきます。ちなみに、決算発直前の株価は1430円（12/15終値)でした。さて、本日の株価はどうなるでしょうか。
なお、各所に用いた数値は2022年12月時点のものです。
おさらい
アピリッツに関しては、以下で紹介しています。どんな銘柄なのか詳しく知りたい方は以下の記事を参照してください。
概要をざっと書くと以下です。
- アピリッツは、ＥＣサイト、Ｗｅｂシステムの受託開発等を行うWebソリューション事業と自社が運営するオンラインゲーム事業を実施。
- 売上高は着実に伸びており、2023年１月期は、2021年1月期の約2倍に拡大する計画。営業利益率は、ここ5年間は5%前後。
- 2022年8月1日付で「デジタル人材育成派遣事業」のセグメントを新たに追加。
- 2022年6月30日に、上方修正を発表（売上高5,654百万円→7,000百万円、経常利益410百万円→440百万円）。
- メタバース領域に転用可能な基本研究を開始。
- 2023年1月期第2四半期決算は、会社予想に対して売上高の進捗率は44.7%、経常利益の進捗率は34.8%。前年同時期の進捗率は、売上高が46.2％、経常利益が0%でしたので、前期よりは進捗が良好。
- 自社株買い（発行済み株式総数に対する割合1.23%相当を市場から買い上げ）を発表
2023年1月期第3四半期決算資料を読み解く
それでは、2022年12月15日に発表されたアピリッツの2023年1月期第3四半期の決算資料について、読み解いていきましょう。
ポイント
決算資料から読み取れたポイントは以下です。それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
- 2022年6月に上方修正をした会社予想に対して、売上高の進捗率は75.1%、経常利益の進捗率は65.2%。前年同時期と比べて、進捗率は良い。
- 前年同時期と比べ大きく増収増益（売上高：+50.7%：経常利益：+163.5%）
- 営業利益率も前四半期は5.1%まで下がっていましたが、今期は6.3%まで改善。
会社予想に対する進捗率
2023年1月期第3四半期の決算は、2022年6月に修正した会社予想に対して売上高の進捗率は75.1%、経常利益の進捗率は65.2%でした。前年同時期は売上高の進捗率は73.5%、経常利益の進捗率は49.1％でしたので、進捗は良好と言えます。資料内でも会社計画どおりと言及しています。
なお、前年同時期と比べて、売上高は＋50.7%の増収、経常利益は＋163.5％の増益となりました。なお、営業利益はこれだけ増えた中でも来期にリリース予定のゲームのための開発費を計上しているとのことです。
※アピリッツ「2023年1月期 第3四半期決算説明資料」より抜粋(P.12)
次にアピリッツの四半期ごとの売上高の推移を以下に示します。昨年度は足部にしていましたが、2Q以降、オンラインゲーム事業及び人材育成派遣事業で売上高を伸ばしており、前年同時期に比べて売上高は67％増加、直近四半期と比べて売上高は21.3％の増加となりました。これに伴い、営業利益率も前四半期は5.1%まで下がっていましたが、今期は改善して6.3%となっています。
※アピリッツ「2023年1月期 第3四半期決算説明資料」より抜粋(P.13)
まとめ
ここまで、アピリッツが発表した2023年1月期第3四半期決算について、解説してきました。すでに上方修正を発表していますが、今期もその計画から大きなずれはなく、大きなサプライズはありません。しいていうなれば、今期の売上高の伸びは過去と比べても大きく、4Q決算も少し期待したくなる内容です。
【注意事項】
最後に注意事項です。
どのような投資するかについては、あくまでご自身の責任に基いた判断のうえ、実施してください。
上記で記載した内容は、収集した情報や分析データに基づき、筆者個人の見解をまとめたものです。したがって、すべてが正確な情報であるとは保証できません。また、収集した情報やデータに関しても、投稿時点のものなので、すでに古い情報になっている可能性がありますので、ご注意願います。
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