ほっこり10倍株研究所(仮名)

どうしても働きたくない40代サラリーマンがニートになるべく、10倍株を当てる夢を見つつ、投資に試行錯誤する様子を記したブログです。

【決算要約】サイエンスアーツ(4412)-2023年8月期第1四半期決算発表後-

サイエンスアーツ 決算発表

この記事では、以前に私が紹介した「10倍株の銘柄候補」のサイエンスアーツ(4412)が2023年1月13日の引け後に2023年8月期第1四半期決算を発表しましたので、私なりにほっこり解説していきます。ちなみに、決算発直前の株価は890円(1/13終値)でした。さて、週明けの株価はどうなるでしょうか。

 

なお、各所に用いた数値は2023年1月時点のものです。

おさらい

サイエンスアーツに関しては、以下の記事で銘柄分析をしています。どんな銘柄なのか詳しく知りたい方は以下の記事を参照してください。

toroupa-toushi.hatenablog.com

概要をざっと書くと以下です。

  • サイエンスアーツは、サブスク型ライブコミュニケーションアプリ『バディコム』を展開。
  • 売上高は着実に伸びてており、2019年8月期から2022年8月期の3年間で売上高は約3.7倍に急拡大。一方で、営業利益は赤字となる期がほとんど。

  • 2022年8月期の通期決算は、会社予想に対して売上高の達成率は119.7%、経常利益は赤字予想に対して黒字で着地
  • 2022年8月期の通期決算発表に合わせて発表した来期(2023年8月期)の会社計画は増収減益の見込みであり、売上高は10.2%の増益、営業利益は赤字転落と予想。

 

2023年8月期第1四半期決算資料を読み解く

それでは、2023年1月13日に発表されたサイエンスアーツの2023年8月期第1四半期の決算資料について、読み解いていきましょう。

ポイント

決算資料から読み取れたポイントは以下です。それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

  • 2023年8月期第1四半期の決算は、前年同時期と比べて増収(売上高+30.6%)となっており、会社予想に対して売上高の進捗率は20.0%、経常利益は赤字。1Q進捗率が25%を大きく下回っているために数字的にはあまりよくは見えないが、前年同時期の進捗率はもっと悪かった。
  • ID数及び契約者数は順調に右肩上がりで増えており、堅調な推移
  • 契約者単価は底堅い一方で、ID単価が減少傾向が継続。ただし、ID単価については、大口顧客が増えると、下がる仕組みなことから、単に大口顧客が増えた影響といえる。
  • 2Q以降に新規の大口顧客の受注が見込まれている

会社予想に対する進捗率

2023年8月期第1四半期の決算は、会社予想に対して売上高の進捗率は20.0%、経常利益は赤字でした。前年同時期は売上高の進捗率は16.8%、経常利益は同じく赤字でしたので、進捗は良くも悪くもなくという印象です。なお、前年同時期と比べて増収(売上高+30.6%)となっています。

サイエンスアーツ 業績発表

※サイエンスアーツ「2023年8月期第1四半期決算説明資料」より抜粋(P.3)

 

以下に四半期ごとのサイエンスアーツが定めているKPIの推移を示します。ID数及び契約者数は順調に右肩上がりで増えており、堅調な推移です。また、契約者単価は底堅いものの、ID単価が減少して続けています。この点はサイエンスアーツが定めた料金体系は、1社当たりのID数が増えるほど、ID単価が下がる仕組みになっていることから、単純に大口顧客を捕まえられたと考えればよいかと思います。

サイエンスアーツ KPI推移

※サイエンスアーツ「2023年8月期第1四半期決算説明資料」より抜粋(P.5、P6)

目を引いた記載事項

決算資料で目を引いたのは、「2Q以降にエネルギー・アミューズメントでの大口受注、 ・小売での大口アップセルが確定」でしょうか。どのくらいの規模かがわからないですが、順調に顧客基盤を増やしているのであれば、今回、多少、進捗が悪くても挽回できそうな雰囲気が出てきます。2Q以降で、この辺りの結果がどう出てくるか、注視したいですね。

 

まとめ

ここまで、サイエンスアーツが発表した2023年8月期第1四半期決算について、解説してきました。進捗率はかなり悪いのですが、KPIを見る限り、堅調な推移です。2Q以降に大口顧客の受注が決まったとあることから、どのくらい2Qで挽回してくるのかをしっかり注視したいと思います。

 

【注意事項】

最後に注意事項です。

 

どのような投資するかについては、あくまでご自身の責任に基いた判断のうえ、実施してください。

 

上記で記載した内容は、収集した情報や分析データに基づき、筆者個人の見解をまとめたものです。したがって、すべてが正確な情報であるとは保証できません。また、収集した情報やデータに関しても、投稿時点のものなので、すでに古い情報になっている可能性がありますので、ご注意願います。

 

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