この記事では、以前に私が紹介した「10倍株の銘柄候補」のジャパンワランティサポート(7386)が2023年2月9日の引け後に2023年9月期第1四半期決算を発表しましたので、私なりにほっこり解説していきます。ちなみに、決算発直前の株価は3660円(2/9終値)でした。さて、明日の株価はどうなるでしょうか。
なお、各所に用いた数値は2023年2月時点のものです。
おさらいと基本情報
ジャパンワランティサポートに関しては、以下の記事で銘柄分析をしています。どんな銘柄なのか詳しく知りたい方は以下の記事を参照してください。
前回までの記事の概要をざっと書くと以下です。
- ジャパンワランティサポートは、『あんしん修理サポート』主力に住宅設備機器の延長保証事業が主力。
-
業績は着実に伸びており、2020年6月期から2022年6月期の2年間で売上高は約1.36倍に拡大。営業利益率は35~40%と高い。
- 2022年9月期通期決算は、会社予想に対して売上高の達成率は100.2%、経常利益の進捗率は108.9%
- 今期(2023年9月期)の業績予想は、2022年9月期と比べて、売上高が18%増収、経常利益が20%増益の見込み。
業績の推移及び会社計画
ジャパンワランティサポートのこれまでの業績推移と会社計画について、以下に示します。
ファンダメンタル
ジャパンワランティサポートのファンダメンタルは以下のとおりです。
- 時価総額:79.93億円
- PER:17.93倍
- PBR:4.88倍
- 配当:(2022.3)0円、(2023.3(予))30円
- 予想配当利回り:0.82%
- 自己資本率:15.9%
※2023年2月9日終値で算出しております。
2023年9月期第1四半期決算資料を読み解く
それでは、2023年2月9日に発表されたジャパンワランティサポートの2023年9月期第1四半期の決算資料について、読み解いていきましょう。
ポイント
決算資料から読み取れたポイントは以下です。それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
- 2023年9月期第1四半期の決算は、会社予想に対して売上高の進捗率は23.1%、営業利益の進捗率は25.0%となり、前年同時期とほぼ同じ進捗。
- 有効会員数は堅実に増加(前年同時期+19%)
- 今年度より配当を30円を開始。
会社予想に対する進捗率
2023年9月期第1四半期の決算は、会社予想に対して売上高の進捗率は23.1%、営業利益の進捗率は25.0%となり、前年同時期は売上高の進捗率は23.9%、営業利益の進捗率は24.9%でしたので、進捗は良好と言えます。売上高は有効会員が堅調に増加したことから、過去最高を記録しました。また、利益面に関しては、投資運用益が8百万円生じています。
※ジャパンワランティサポート「2023年9月期 第1四半期決算説明資料」より抜粋(P.4)
次に業績に直結している四半期ごとの有会員の推移を見ていきます。グラフを見ていただいてもわかるとおり、四半期ベースで着実に右肩上がりで増加しています。また、増加ペースもほぼ一定で安定的に増加しています。
※ジャパンワランティサポート「2023年9月期 第1四半期決算説明資料」より抜粋(P.7)
配当開始を発表
ジャパンワランティサポートは、今年度より配当を出すことを決めました。今期の配当は年間で30円の計画となっています。2023年2月9日時点の株価から試算した予想配当利回りは0.82%です。
まとめ
ここまで、ジャパンワランティサポートが発表した2023年9月期第1四半期決算について、解説してきました。1Qはほぼ会社計画通りで着地しており、KPIの有効会員数も着実に増加しています。
サプライズといえば、今年度より配当を開始することでしょうか。
【注意事項】
最後に注意事項です。
どのような投資するかについては、あくまでご自身の責任に基いた判断のうえ、実施してください。
上記で記載した内容は、収集した情報や分析データに基づき、筆者個人の見解をまとめたものです。したがって、すべてが正確な情報であるとは保証できません。また、収集した情報やデータに関しても、投稿時点のものなので、すでに古い情報になっている可能性がありますので、ご注意願います。
この記事が面白かったら、以下のボタンをぽちっと押してください。