ほっこり10倍株研究所(仮名)

どうしても働きたくない40代サラリーマンがニートになるべく、10倍株を当てる夢を見つつ、投資に試行錯誤する様子を記したブログです。

【決算要約】ビジネスコーチ(9562)-2023年9月期第1四半期決算発表後-

ビジネスコーチ 決算発表

この記事では、以前に私が紹介した「10倍株の銘柄候補」のビジネスコーチ(9562)が2023年2月10日の引け後に2023年9月期第1四半期決算を発表しましたので、私なりにほっこり解説していきます。ちなみに、決算発直前の株価は1652円(2/10終値)でした。さて、週明けの株価はどうなるでしょうか。

 

なお、各所に用いた数値は2023年2月時点のものです。

おさらいと基本情報

ビジネスコーチに関しては、以下の記事で銘柄分析をしています。どんな銘柄なのか詳しく知りたい方は以下の記事を参照してください。

toroupa-toushi.hatenablog.com

前回までの記事の概要をざっと書くと以下です。

  • ビジネスコーチは、トップマネジメントからビジネスパーソンまでを対象としている「ビジネスコーチング」を中心とした人材開発に関するサービスを提供。
  • 売上高は着実に伸びており、2020年9月期から2022年9月期の2年間で売上高は約1.7倍に拡大。営業利益率は20%前後で安定。
  • 2022年9月期通期決算は、会社予想に対して売上高の進捗率は101.6%、経常利益の進捗率は113.5%で着地。
  • 2023年9月期は増収(売上高:+18.5%)減益(経常利益:-4.4%)の予想。人件費の増加及び上場費用が重しに。なお、期末残高ですでに来期分の30%は確保。
  • 上位株主のロックアップは2023年4月18日まで。

業績の推移及び会社計画

ビジネスコーチのこれまでの業績推移と会社計画について、以下に示します。

ビジネスコーチ 業績推移

ファンダメンタル

ビジネスコーチのファンダメンタルは以下のとおりです。

  • 時価総額:18.24億円
  • PER:10.06倍
  • PBR:3.77倍
  • 配当:(2022.9)50円、(2023.9(予))50円
  • 予想配当利回り:3.03%
  • 自己資本率:56.5%

※2023年2月10日終値で算出しております。

 

2023年9月期第1四半期決算資料を読み解く

それでは、2023年2月10日に発表されたジャパンワランティサポートの2023年9月期第1四半期の決算資料について、読み解いていきましょう。

ポイント

決算資料から読み取れたポイントは以下です。それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

  • 2023年9月期第1四半期決算は、会社予想に対して上高の進捗率は24.3%、経常利益の進捗率は11.1となり、前年同時期と比べて少し進捗は遅め。
  • 営業利益は、採用費用の増加及び一時的な上場費用の計上に伴い、前年同時期から比べると減益に。
  • 売上高は下期(特に4Qに偏重する傾向あり)

会社予想に対する進捗率

2023年9月期第1四半期の決算は、会社予想に対して売上高の進捗率は24.3%、経常利益の進捗率は11.1%となり、前年同時期は売上高の進捗率は24.3%、営業利益の進捗率は36.6%でしたので、少し進捗は悪めと言えます。なお、利益面が悪いのは、今後の成長のために採用費用(18.9百万円計上)を増やしたこと及び一過性の上場費用(29.4百万円計上)を計上したためです。

ビジネスコーチ 決算発表

※ビジネスコーチ「2023年9月期 第1四半期決算説明資料」より抜粋(P.12)

 

次に四半期ごとのサービス別売上高推移を示します。過去を見てもわかるとおり、売上高は下期及び4Qに偏重している傾向があり、この点から踏まえて今期の1Qの滑り出しは上々だったのではないでしょうか。また、前年同時期と比べると、1:1型サービスが前年よりも+29%増収と大きく伸長しています。ただし、会社発表では問題ないと言及しているものの、1対1コーチング対象者数が前期よりも減少している点が気になります。

ビジネスコーチ 四半期売上高推移

※ビジネスコーチ「2023年9月期 第1四半期決算説明資料」より抜粋(P.14)

配当開始を発表

ビジネスコーチは、今年度より配当を出すことを決めました。今期の配当は年間で30円の計画となっています。2023年2月9日時点の株価から試算した予想配当利回りは0.82%です。

 

まとめ

ここまで、ビジネスコーチが発表した2023年9月期第1四半期決算について、解説してきました。決算としては、無難に通過した印象です。

 

気になる点としては、一部のサービスの利用者が減っているように感じるKPI指標でしょうか。(そもそも、この指標がどこまで業績に直結しているかがわかりにくいのが問題点です。昨年は1100人だったけど、今期は1500人を目指すという計画を立ててるけど、1Qは少し不調で去年より下がってしまったという意味でしょうか。それなら、なぜ売り上げは大幅に伸びたの??)

 

【注意事項】

最後に注意事項です。

 

どのような投資するかについては、あくまでご自身の責任に基いた判断のうえ、実施してください。

 

上記で記載した内容は、収集した情報や分析データに基づき、筆者個人の見解をまとめたものです。したがって、すべてが正確な情報であるとは保証できません。また、収集した情報やデータに関しても、投稿時点のものなので、すでに古い情報になっている可能性がありますので、ご注意願います。

 

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