ほっこり10倍株研究所(仮名)

どうしても働きたくない40代サラリーマンがニートになるべく、10倍株を当てる夢を見つつ、投資に試行錯誤する様子を記したブログです。

【決算要約】ラバブルマーケティング(9254)-2023年3月期第3四半期決算発表後-

ラバブルマーケティング 決算発表

この記事では、以前に私が紹介した「10倍株の銘柄候補」のラバブルマーケティング(9254)が2023年2月10日の引け後に2023年3月期第3四半期決算を発表しましたので、私なりにほっこり解説していきます。ちなみに、決算発直前の株価は1468円(2/10終値)でした。さて、週明けの株価はどうなるでしょうか。

 

なお、各所に用いた数値は2023年2月時点のものです。

おさらいと基本情報

ラバブルマーケティングに関しては、以下の記事で銘柄分析をしています。どんな銘柄なのか詳しく知りたい方は以下の記事を参照してください。

toroupa-toushi.hatenablog.com

前回までの記事の概要をざっと書くと以下です。

  • ラバブルマーケティングは、SNSマーケティング支援が主力事業。戦略策定から運用代行、支援ツール、教育まで一貫して手がけている
  • 業績は着実に伸びており、2021年3月期から2023年4月期の2年間で売上高は約1.8倍に拡大する計画です。また、営業利益率は2022年3月期に10%を超え、今年度は11.8%となる予定
  • 2023年3月期第2四半期の決算は、会社予想に対して売上高の進捗率は42.4%、経常利益は赤字。下方修正した計画でも、前年と比べて進捗は悪し。なお、前年同時期で比較した場合、増収減益で、売上高は過去最高を記録。
  • 上期に集中して活動を行った結果、今期の人材採用計画はすでに達成。
  • メタバース領域に参画するためのIRを10月に発表。それに伴い、一時、株価が急騰。

業績の推移及び会社計画

ラバブルマーケティングのこれまでの業績推移と会社計画について、以下に示します。

ラバブルマーケティング 業績推移

ファンダメンタル

ラバブルマーケティングのファンダメンタルは以下のとおりです。

  • 時価総額:20.70億円
  • PER:16.89倍
  • PBR:4.73倍
  • 配当:(2022.3)0円、(2023.3(予))0円
  • 予想配当利回り:0%
  • 自己資本率:36.4%

※2023年2月10日終値で算出しております。

 

2023年3月期第3四半期決算資料を読み解く

それでは、2023年2月10日に発表されたラバブルマーケティングの2023年3月期第3四半期の決算資料について、読み解いていきましょう。

ポイント

決算資料から読み取れたポイントは以下です。それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

  • 2023年3月期第3四半期の決算は、会社予想に対して売上高の進捗率は68.1%、経常利益の進捗率は8.4%。
  • 営業利益はようやく黒字転換。
  • 2023年3月期第3四半期(累計)は、前年同時期と比べて売上高は増収(+19.0%)で経常利益も増益(+32.8%)で着地。

会社予想に対する進捗率

2023年3月期第3四半期の決算は、同日に発表した会社予想に対して売上高の進捗率は68.1%、経常利益の進捗率は8.4%となり、前年同時期は売上高の進捗率は71.2%、経常利益の進捗率は72.7%でしたので、進捗は悪めと言えます。

 

売上高はSNSマーケティングが好調のため、前年同時期から+20.1%と伸びたものの、人材採用費用が重しとなり、減益に。現時点では利益面の目標達成が特に危うい感じを受けますが、会社としてはスポットマーケティングの受注を行うことで、挽回する計画です。そのため、通期計画の修正はありません。

ラバブルマーケット 業績発表

※ラバブルマーケティング「2023年3月期 第3四半期決算説明資料」より抜粋(P.10)

 

次に四半期ごとの売上高及の推移を見ていきます。グラフを見ていただいてもわかるとおり、売上高は下期偏重の傾向があります。ただし、会社計画を達成するためには555百万円の売上高が必要となることから、ちょっと難しい気がします。(過去最高の売上高の3Qの売上高から24%も伸ばさないとダメ。)

四半期売上高推移

※ラバブルマーケティング「2023年3月期 第3四半期決算説明資料」より抜粋(P.13)

 

また、以下に示すとおり、今後の業績の先行指標としてラバブルマーケティングが重要視している「運用支援の新規受注者数」と「SaaS型クラウドツール契約件数」を示します。ツールの方は順調に契約数も増えているのですが、主力の運用支援の新規受注者数は前期から減少しました。この点はかなり気になります。

ラバブルマーケティング 先行指標の推移

※ラバブルマーケティング「2023年3月期 第3四半期決算説明資料」より抜粋(P.32)

 

まとめ

ここまで、ラバブルマーケティングが発表した2023年3月期第3四半期決算について、解説してきました。ちょっと、通期計画を達成できるような感じを受けませんでした。また、先行指標の悪化具合も気になるところです。

 

週明けは厳しいかなあ。。。

 

【注意事項】

最後に注意事項です。

 

どのような投資するかについては、あくまでご自身の責任に基いた判断のうえ、実施してください。

 

上記で記載した内容は、収集した情報や分析データに基づき、筆者個人の見解をまとめたものです。したがって、すべてが正確な情報であるとは保証できません。また、収集した情報やデータに関しても、投稿時点のものなので、すでに古い情報になっている可能性がありますので、ご注意願います。

 

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