ほっこり10倍株研究所(仮名)

どうしても働きたくない40代サラリーマンがニートになるべく、10倍株を当てる夢を見つつ、投資に試行錯誤する様子を記したブログです。

【決算要約】日本ホスピス(7061)-2022年12月期通期決算発表後-

日本ホスピス 決算要約

この記事では、以前に私が紹介した「10倍株の銘柄候補」の日本ホスピス(7061)が2023年2月10日の引け後に2022年12月期通期決算を発表しましたので、私なりにほっこり解説していきます。ちなみに、決算発直前の株価は2645円(2/10終値)でした。さて、週明けの株価はどうなるでしょうか。

 

なお、各所に用いた数値は2023年2月時点のものです。

おさらいと基本情報

日本ホスピスに関しては、以下の記事で銘柄分析をしています。どんな銘柄なのか詳しく知りたい方は以下の記事を参照してください。

toroupa-toushi.hatenablog.com

前回までの記事の概要をざっと書くと以下です。

  • 日本ホスピスの主力事業は、末期がん患者などの終末期ケアを行うホスピス住宅の運営。加えて、在宅患者向けの訪問看護も実施。
  • 業績は着実に伸びており、2018年12月期から2021年12月期の3年間で売上高は約2倍に拡大。営業利益率もコロナの影響があった2020年12月から徐々に回復し、今年度は11.9%となる見込み。
  • 日本ホスピスが発表している2023~2025年度の中期計画によると、2025年12月期には2022年12月期の売上高の約2.1倍営業利益は約2.8倍となる見込み
  • 2022年12月期第3四半期決算は、会社予想に対して売上高の進捗率は70.4%、経常利益の進捗率は60.9%。前年同時期と比べると、進捗に遅れがあり。

2022年12月期通期決算資料を読み解く

それでは、2023年2月10日に発表された日本ホスピスの2022年12月期の通期決算資料について、読み解いていきましょう。

ポイント

決算資料から読み取れたポイントは以下です。それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

  • 2023年3月期の通期決算は、会社予想に対して売上高の進捗率は98.7%、経常利益の進捗率は102.9%
  • 前年度から売上高は31.2%増収、経常利益は87.5%と大幅に増益。営業利益率も前年度から6.9%→9.9%と改善。
  • 2023年12月期は、増収増益の計画を立てており、売上高は26.7%の増益、経常利益は46.9%の増益の見込み。ほぼ中期計画で公表した数値。
  • 来期の部屋数は300部屋強を新たに設置する計画を立てており、例年と比べても強気。

会社予想に対する進捗率

2022年12月期の通期決算は、会社予想に対して売上高の進捗率は98.7%、経常利益の進捗率は102.9%となり、ほぼ会社計画通りの着地です。前年度から売上高は31.2%増収、経常利益は87.5%と大幅に増益となりました。営業利益率も前年度から6.9%→9.9%と改善しています、

日本ホスピス 業績発表

※日本ホスピス「2022年12月期 通期決算説明資料」より抜粋(P.4)

 

2023年12月期の業績予想

日本ホスピスは、2022年12月期決算の発表とともに来期予想を公表しています。それによると、来期は増収増益の計画を立てており、売上高は26.7%の増益、経常利益は46.9%の増益の見込みです。経常利益が50百万円上振れしていますが、ほぼ中期計画の数値を予定しています。

日本ホスピス 来期予想

※日本ホスピス「2022年12月期 通期決算説明資料」より抜粋(P.10)

 

日本ホスピスの業績を見るうえで最重要指標である施設数及び部屋数の来期の設置予定数について、以下に示します。来期は今期から300部屋強を新たに設置する計画となっており、例年と比べても増加数は多めです。ただし、設置時期はコロナのリスクを鑑みて、下期に重点的に行う予定とのことです。

日本ホスピス 部屋数の推移

※日本ホスピス「2022年12月期 通期決算説明資料」より抜粋(P.11)

 

銘柄情報まとめ

業績の推移及び会社計画

日本ホスピスのこれまでの業績推移と会社計画について、以下に示します。

日本ホスピス 業績推移

ファンダメンタル

日本ホスピスのファンダメンタルは以下のとおりです。

  • 時価総額:212.61億円
  • PER:29.9倍(2023年12月期予想を基に計算)
  • PBR:11.81倍
  • 配当:(2022.12)0円、(2023.12(予))0円
  • 予想配当利回り:0%
  • 自己資本率:16.3%

※2023年2月10日終値で算出しております。

 

まとめ

ここまで、日本ホスピスが発表した2022年12月期の通期決算について、解説してきました。今期の計画は予定通りの着地で、来期の数字もほぼ中期計画に沿ったものとなっています。そのため、大きな波乱はない決算です。

 

施設をかなり大胆に数を増やす計画を立てていることから、今後も成長は継続していきそうです。

 

【注意事項】

最後に注意事項です。

 

どのような投資するかについては、あくまでご自身の責任に基いた判断のうえ、実施してください。

 

上記で記載した内容は、収集した情報や分析データに基づき、筆者個人の見解をまとめたものです。したがって、すべてが正確な情報であるとは保証できません。また、収集した情報やデータに関しても、投稿時点のものなので、すでに古い情報になっている可能性がありますので、ご注意願います。

 

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