ほっこり10倍株研究所(仮名)

どうしても働きたくない40代サラリーマンがニートになるべく、10倍株を当てる夢を見つつ、投資に試行錯誤する様子を記したブログです。

【決算要約】LTS(6560)-2022年12月期通期決算発表後-

LTS 決算要約

この記事では、以前に私が紹介した「10倍株の銘柄候補」のLTS(6560)が2023年2月10日の引け後に2022年12月期通期決算を発表しましたので、私なりにほっこり解説していきます。ちなみに、決算発直前の株価は2982円(2/10終値)でした。さて、週明けの株価はどうなるでしょうか。

 

なお、各所に用いた数値は2023年2月時点のものです。

おさらいと基本情報

LTSに関しては、以下の記事で銘柄分析をしています。どんな銘柄なのか詳しく知りたい方は以下の記事を参照してください。

toroupa-toushi.hatenablog.com

前回までの記事の概要をざっと書くと以下です。

  • LTSは、ビジネスプロセスを可視化・改善・実行支援を行うサービスを提供。いわゆるコンサル業を運営。
  • 業績は着実に伸びており、2019年12月期から20221年12月期の2年間で売上高は約2倍に拡大。営業利益は今期は減益の計画で、営業利益率は今期は5.2%となる見込み。
  • 中期計画によると、2024年度は2020年度に対して、売上高が2.5倍、営業利益が4.3倍に拡大する計画。
  • 2022年12月期第3四半期決算は、会社予想に対して売上高の進捗率は75.4%、経常利益の進捗率は91.1%。前年同時期と比べると、進捗は良好。ただし、今年度は減益の見込み。

2022年12月期通期決算資料を読み解く

それでは、2023年2月10日に発表されたLTSの2022年12月期の通期決算資料について、読み解いていきましょう。

ポイント

決算資料から読み取れたポイントは以下です。それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

  • 2023年3月期の通期決算は、会社予想に対して売上高の進捗率103.6%、経常利益の進捗率は106.4%
  • 来期(2022年12月期)は、売上高は31.8%の増益、経常利益は84.0%の増益の見込みです
  • 中期計画について、一部、下方修正を行っており、2023年12月度について、営業利益を当初12億円としていたものを9.5億円に引き下げ。2024年度は変更なし。
  • 来期から新卒採用に力を入れる。また採用人数を今期の倍に増やす計画。

会社予想に対する進捗率

2022年12月期の通期決算は、会社予想に対して売上高の進捗率103.6%、経常利益の進捗率は106.4%となり、ほぼ期中で上方修正した計画のとおりに着地しています。なお、特別損失を計上した関係から純利益は減益となりました。

LTS 決算概要

※LTS「2022年12月期 通期決算説明資料」より抜粋(P.15)

 

次に四半期ごとの売上高及び営業利益の推移を見ていきます。グラフを見ていただいてもわかるとおり、売上高は四半期ベースではほぼ着実に右肩上がりで増加しています。年度内でいえば、1Q及び4Qの売り上げが高い傾向にあります。

LTS 四半期売上高推移

※LTS「2022年12月期 通期決算説明資料」より抜粋(P.20)

 

2023年12月期の業績予想

2022年12月期の通期決算時にLTSは、来期(2022年12月期)の業績予想について、公表しました。それによると、来期は増収増益の計画を立てており、売上高は31.8%の増益、経常利益は84.0%の増益の見込みです。来期はソフトウェア償却費が増えるためい売上総利益率が下がる見込み。また、事業投資も継続する中、営業利益率とバランスをとる計画にしており、営業利益率は今期と同水準となる予定。

LTS 来期予想

※LTS「2022年12月期 通期決算説明資料」より抜粋(P.48)

中期計画の修正

さりげに記載されていますが、中期計画について、下方修正を行っています。具体的には以下に示すとおり、2023年12月度について、営業利益を当初12億円としていたものを9.5億円に引き下げました。修正理由は、やはり前期の減収減益の影響が大きかったようです。

 

一方で、最終年度の目標は修正していません。こういう最終年度に一気に上がるパターンは、もう少し材料がないと信じにくい計画です。

LTS 中期計画修正

※LTS「2022年12月期 通期決算説明資料」より抜粋(P.30)

人員計画

LTSが示した人員計画について、以下に示します。来期は苦戦しそうな経験者採用から新卒採用の方に注力し、採用人数を倍増する計画です。気になった点としては、どこの会社も新卒採用に苦戦しているところが多いのに、そっちの方が楽と思った理由は何かあるのでしょうか。また、人数を増やすのはいいのですが、教育して戦力化するノウハウは大丈夫なのか心配になります。

 

最後にかなり人やめているのに、Open workの口コミがいい理由も気になるところです。満足してステップアップしていく人が多いというのなら、望ましいので、いいのですが。

LTS 人員計画

※LTS「2022年12月期 通期決算説明資料」より抜粋(P.34)

 

銘柄情報まとめ

業績の推移及び会社計画

LTSのこれまでの業績推移と会社計画について、以下に示します。

LTS 業績推移

ファンダメンタル

LTSのファンダメンタルは以下のとおりです。

  • 時価総額:134.05億円
  • PER:23.93倍(来期計画にて計算)
  • PBR:4.96倍
  • 配当:(2022.12)0円、(2023.12(予))0円
  • 予想配当利回り:0%
  • 自己資本率:53.2%

※2023年2月10日終値で算出しております。

 

まとめ

ここまで、LTSが発表した2022年12月期の通期決算について、解説してきました。通期計画は堅調に推移し、予想通りの着地となりました。また、来期予想も増収増益の基調に戻しています。

 

一方で、サプライズというか、予想通りというか、中期計画は一部修正が入りました。また、採用方法の転換も材料視されそうな感じを受けます。

 

【注意事項】

最後に注意事項です。

 

どのような投資するかについては、あくまでご自身の責任に基いた判断のうえ、実施してください。

 

上記で記載した内容は、収集した情報や分析データに基づき、筆者個人の見解をまとめたものです。したがって、すべてが正確な情報であるとは保証できません。また、収集した情報やデータに関しても、投稿時点のものなので、すでに古い情報になっている可能性がありますので、ご注意願います。

 

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