ほっこり10倍株研究所(仮名)

どうしても働きたくない40代サラリーマンがニートになるべく、10倍株を当てる夢を見つつ、投資に試行錯誤する様子を記したブログです。

【決算要約】日本リビング保証(7320)-2023年6月期第2四半期決算発表後-

日本リビング保証 決算発表

この記事では、以前に私が紹介した「10倍株の銘柄候補」の日本リビング保証(7320)が2023年2月10日の引け後に2023年6月期第2四半期決算を発表しましたので、私なりにほっこり解説していきます。ちなみに、決算発直前の株価は2240円(2/10終値)でした。さて、週明けの株価はどうなるでしょうか。

 

なお、各所に用いた数値は2023年2月時点のものです。

おさらいと基本情報

日本リビング保証に関しては、以下の記事で銘柄分析をしています。どんな銘柄なのか詳しく知りたい方は以下の記事を参照してください。

toroupa-toushi.hatenablog.com

前回までの記事の概要をざっと書くと以下です。

  • 日本リビング保証は、住宅設備の保証修理サービスメーカー保証事務サービスが事業の二本柱。
  • 業績は着実に伸びており、2020年6月期から2023年6月期の3年間で売上高は約2倍に拡大する計画。加えて、営業利益率も年々上昇しており、2023年6月期はついに20%を超える見込み。
  • 今後の業績を占う指標である保証契約の残高は、四半期単位で増加を続けており、2022年6月期は、2019年6月期と比べて1.75倍に増加。
  • 2023年6月期(来期)の会社計画でも、増収増益かつ過去最高を見込んでいる。特に経常利益は10億円を初めて超える予定。
  • 会社予想に対して、売上高の進捗率は21.1%、営業利益の進捗率は15.4%。前年同時期と比べて、進捗は良くない。また、前年同時期と比較した場合、一過性の大型契約が前年同時期にあった影響から減収減益。
  • 住設備に伴う保証契約に関しては、2022年6月期1Q(6,744百万円)から今期は8,124百万円と約20.4%増加しており、好調な滑り出し
  • 2Q以降、再生可能エネルギー設備に関する保証が急激に伸長する計画(1Q:約195百万円→4Q:420百万円)

業績の推移及び会社計画

日本リビング保証のこれまでの業績推移と会社計画について、以下に示します。

日本リビング保証 業績推移

ファンダメンタル

日本リビング保証のファンダメンタルは以下のとおりです。

  • 時価総額:114.65億円
  • PER:16.41倍
  • PBR:8.52倍
  • 配当:(2022.6)10円、(2023.6(予))10円
  • 予想配当利回り:0.45%
  • 自己資本率:7.7%

※2023年2月10日終値で算出しております。

 

2023年6月期第2四半期決算資料を読み解く

それでは、2023年2月10日に発表された日本リビング保証の2023年6月期第2四半期の決算資料について、読み解いていきましょう。

ポイント

決算資料から読み取れたポイントは以下です。それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

  • 2023年6月期第2四半期の決算は、会社予想に対して売上高の進捗率は44.1%、経常利益の進捗率は38.3%。前期と比べると進捗は悪いものの、会社が公表している計画を超過して着地。
  • 売上面はHomeTech事業が6割占めていますが、利益面はExtendTechが逆に8割を占有。
  • 保証契約残高は安定して右肩上がりで伸びている

会社予想に対する進捗率

2023年6月期第2四半期の決算は、会社予想に対して売上高の進捗率は44.1%、経常利益の進捗率は38.3%となり、前年同時期は売上高の進捗率は48.6%、営業利益の進捗率は71.8%でしたので、進捗は悪めと言えます。ただし、上期予想は期初に公表しており、その数値に対しては超過となっているため、会社としては予定通りと考えているようです。

 

なお、進捗率に差が出た要因としては、ExtendTech事業において、昨年度は学校向けの教育ICT用機材に関して、一過性の売り上げがあったものが、今期は剥落したことが挙げられます。その中でも増収となっている点は評価できるのではないでしょうか。なお、売上面はHomeTech事業が6割占めていますが、利益面はExtendTechが逆に8割しています。

日本リビング保証 業績発表

※日本リビング保証「2023年6月期 第2四半期決算説明資料」より抜粋(P.12)

 

次に主力事業であるHomeTech事業のKKPIとなる四半期ごとの保証契約残高の推移を見ていきます。グラフを見ていただいてもわかるとおり、四半期ベースできれいに右肩上がりで増加しています。今期も例年と同じ金額が積みあがっているので、事業は順調に推移しているといってもよいです。

日本リビング保証 保証残高

※日本リビング保証「2023年6月期 第2四半期決算説明資料」より抜粋(P.16)

 

まとめ

ここまで、日本リビング保証発表した2023年6月期第2四半期決算について、解説してきました。進捗率的に見ればあまりよくないですが、期初の会社計画を超過して着地していることから、予定通りに推移しているのではないでしょうか。

 

【注意事項】

最後に注意事項です。

 

どのような投資するかについては、あくまでご自身の責任に基いた判断のうえ、実施してください。

 

上記で記載した内容は、収集した情報や分析データに基づき、筆者個人の見解をまとめたものです。したがって、すべてが正確な情報であるとは保証できません。また、収集した情報やデータに関しても、投稿時点のものなので、すでに古い情報になっている可能性がありますので、ご注意願います。

 

この記事が面白かったら、以下のボタンをぽちっと押してください。

にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村