ほっこり10倍株研究所(仮名)

どうしても働きたくない40代サラリーマンがニートになるべく、10倍株を当てる夢を見つつ、投資に試行錯誤する様子を記したブログです。

【決算要約】rakumo(4060)-2022年12月期通期決算発表後-

rakumo 決算発表

この記事では、以前に私が紹介した「10倍株の銘柄候補」のrakumo(4060)が2023年2月10日の引け後に2022年12月期通期決算を発表しましたので、私なりにほっこり解説していきます。ちなみに、決算発直前の株価は931円(2/10終値)でした。さて、明日の株価はどうなるでしょうか。

 

なお、各所に用いた数値は2023年2月時点のものです。

おさらいと基本情報

rakumoに関しては、以下の記事で銘柄分析をしています。どんな銘柄なのか詳しく知りたい方は以下の記事を参照してください。

toroupa-toushi.hatenablog.com

前回までの記事の概要をざっと書くと以下です。

  • 企業向けに提供する勤怠管理やスケジューラー、決裁ワークフロー、経費精算などのクラウドツールを開発販売するSaaSサービスが事業の柱
  • 2022年6月末に日報アプリを開発販売しているgamba社を買収。今年度は下期のみ業績に反映される。
  • 2022年12月期の会社予想から増収率14.3%、増益率10.4%。ここ3年は成長が鈍化している。
  • 上期は、M&A費用(10.4百万円)が一時的な費用として支出しているため、営業利益は少し低くなっている。
  • 2022年12月期第3四半期は、会社予想に対して売上高の進捗率は72.9%、経常利益の進捗率は63.4%となり、前年同時期と比較して進捗はほぼ同じ。
  • 固定費削減を積極的に行っており、販管費はM&A費用により前年度よりも増えたものの売上原価率は低減。
  • rakumoを利用しているユーザー数は順調に増加しており、会社コメントによると4Qは大きく増加する見込み。

2022年12月期通期決算資料を読み解く

それでは、2023年2月10日に発表されたrakumoの2022年12月期の通期決算資料について、読み解いていきましょう。

ポイント

決算資料から読み取れたポイントは以下です。それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

  • 2022年12月期の通期決算は、売上高の進捗率は99.7%、経常利益の進捗率は92.0%と、利益面は期初想定からすすんだ円安が影響して会社計画から下振れして着地。
  • 主要KPIはいずれも堅調。特にユニークユーザー数及び1社あたりの販売額の増加ペースは安定している。
  • 2022年12月期は増収増益の計画を立てており、売上高は13.7%の増益、経常利益は26.4%の増益の見込み。

会社予想に対する進捗率

2022年12月期の通期決算は、会社予想に対して売上高の進捗率は99.7%、経常利益の進捗率は92.0%となり、利益に関しては会社計画から下振れして着地しました。下振れした理由は、円安によるサーバー費用増加が重しとなったためで、期初のドル円相場であれば、利益面はむしろ超過しているとのことです。

rakumo 決算発表

※rakumo「2022年12月期 通期決算説明資料」より抜粋(P.5)

 

rakumo製品を利用するユーザー数の四半期ベースの推移を以下に示します。前年度期末と比べて、+54千人の増加となりました。3Qまでは低調で下が、4Qに駆け込みで増えています。過去数年度と比較して増加数が大きくかなり好調のように見えます。

rakumo ユニークユーザ数推移

※rakumo「2022年12月期 通期決算説明資料」より抜粋(P.11)

 

一方で、以下で示す通り、クライアント数の増加ペースは少し落ち着いてきていますが、増加傾向は変わっていません。

rakumo クライアント数推移

※rakumo「2022年12月期 通期決算説明資料」より抜粋(P.12)

 

1社あたりの販売額は以下のとおり、継続して増加しています。製品ラインナップの拡充やユーザー側の成長によるユーザー数の増加が起因となっているようです。

rakumo 販売額推移

※rakumo「2022年12月期 通期決算説明資料」より抜粋(P.13)

 

2023年12月期の業績予想

rakumoは、2022年12月期決算の発表とともに来期予想を公表しています。それによると、来期は増収増益の計画を立てており、売上高は13.7%の増益、経常利益は26.4%の増益の見込みです。

rakumo 業績予想

※rakumo「2022年12月期 通期決算説明資料」より抜粋(P.10)

 

銘柄情報まとめ

業績の推移及び会社計画

rakumoのこれまでの業績推移と会社計画について、以下に示します。

rakumo 業績推移

ファンダメンタル

rakumoのファンダメンタルは以下のとおりです。

  • 時価総額:53.52億円
  • PER:27.16倍(2023年12月期予想を基に計算)
  • PBR:4.95倍
  • 配当:(2022.12)0円、(2023.12(予))0円
  • 予想配当利回り:0%
  • 自己資本率:16.3%

※2023年2月10日終値で算出しております。

 

まとめ

ここまで、rakumoが発表した2022年12月期の通期決算について、解説してきました。事業は順調に成長していることが確認できた決算です。来期予想も堅実な計画であり、引き続き成長はしていきそうです。

 

【注意事項】

最後に注意事項です。

 

どのような投資するかについては、あくまでご自身の責任に基いた判断のうえ、実施してください。

 

上記で記載した内容は、収集した情報や分析データに基づき、筆者個人の見解をまとめたものです。したがって、すべてが正確な情報であるとは保証できません。また、収集した情報やデータに関しても、投稿時点のものなので、すでに古い情報になっている可能性がありますので、ご注意願います。

 

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