ほっこり10倍株研究所(仮名)

どうしても働きたくない40代サラリーマンがニートになるべく、10倍株を当てる夢を見つつ、投資に試行錯誤する様子を記したブログです。

【決算要約】unerry(5034)-2023年6月期第2四半期決算発表後-

unerry 決算要約

この記事では、以前に私が紹介した「10倍株の銘柄候補」のunerry(5034)が2023年2月13日の引け後に2023年6月期第2四半期決算を発表しましたので、私なりにほっこり解説していきます。ちなみに、決算発直前の株価は2493円(2/13終値)でした。さて、本日の株価はどうなるでしょうか。

 

なお、各所に用いた数値は2023年2月時点のものです。

おさらいと基本情報

unerryに関しては、以下の記事で銘柄分析をしています。どんな銘柄なのか詳しく知りたい方は以下の記事を参照してください。

toroupa-toushi.hatenablog.com

前回までの記事の概要をざっと書くと以下です。

  • unerryが行っている事業は、人流データによるビッグデータプラットフォームの運営、小売・メーカー・自治体へのデータ分析や広告サービスの提供
  • 売上高は着実に伸びており、2020年6月期から2023年6月期の3年間で売上高は約3.4倍に拡大する計画。また、前年度に黒字転換し、今年度はついに営業利益率は10%を超える見込み。
  • 2022年6月期第1四半期決算は、会社予想に対して売上高の進捗率は22.9%、営業利益は赤字。前年度同時期と比べて、好調に推移しているとのこと。
  • 2023年1月24日に上位株主のロックアップ期間(180日間)が終えるので、換金売りが発生する可能性があり。

業績の推移及び会社計画

unerryのこれまでの業績推移と会社計画について、以下に示します。

unerry 業績推移

ファンダメンタル

unerryのファンダメンタルは以下のとおりです。

  • 時価総額:87.91億円
  • PER:67.80倍
  • PBR:8.38倍
  • 配当:(2022.6)0円、(2023.6(予))0円
  • 予想配当利回り:0%
  • 自己資本率:83.7%

※2023年2月13日終値で算出しております。

 

2023年6月期第2四半期決算資料を読み解く

それでは、2023年2月13日に発表されたunerryの2023年6月期第2四半期の決算資料について、読み解いていきましょう。

ポイント

決算資料から読み取れたポイントは以下です。それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

  • 2023年6月期第2四半期の決算は、会社予想に対して売上高の進捗率は48.6%、営業利益は赤字となり、前年同時期と比べて、進捗は良好。
  • 2023年6月期第2四半期の売上高は、前年同時期と比べて大幅な増収(+66%)。
  • 3Qに売上高が偏重する傾向から考えて、進捗率はかなり良好ですが、現時点での業績計画の修正はなし

会社予想に対する進捗率

2023年6月期第2四半期の決算は、会社予想に対して売上高の進捗率は48.6%、営業利益は赤字となり、前年同時期は売上高の進捗率は38.3%、営業利益は赤字でしたので、進捗は良好と言えます。売上高はリカーリング売上の積み上がりに加えて、小売や流通事業からの顧客取り込みに成功したため、前年同時期に比べて+66%と大きく伸長しました。利益面に関しては、販管費の削減は進んだもののシステム開発費用や利益率が低い事業が多かったことから赤字継続となりました。

unerry 決算発表

※unerry「2023年6月期 第2四半期決算説明資料」より抜粋(P.43)

 

次に年度ごとの売上高及び営業利益の推移を見ていきます。この推移から読み取るに、日本企業の決算年度末が多い3Qに売り上げが集中する傾向があります。つまり、現状、進捗率が良いことからも今期は会社計画から上振れする可能性が高そうです。また、上振れするのも粗率が高い「分析・可視化サービス」のために利益面も3Qには黒字に転換できそうと感じます。

unerry 四半期売上高推移

※unerry「2023年6月期 第2四半期決算説明資料」より抜粋(P.39)

 

以下にunerryが示すKPIの年度ごとの推移を示します。KPIを見る限り、事業は順調そのものです。リカーリング顧客数については、2023年12月期で72を目標としているので、2Q時点でかなり目標達成に近づいているように見えます。

unerry KPI推移

※unerry「2023年6月期 第2四半期決算説明資料」より抜粋(P.42)

 

まとめ

ここまで、unerryが発表した2023年6月期第2四半期決算について、解説してきました。需要がかなり良い環境のようで、決算はかなり好感が持てる内容でした。また、3Qに売り上げが集中する傾向があることから、上振れの可能性が高いと感じます。

 

【注意事項】

最後に注意事項です。

 

どのような投資するかについては、あくまでご自身の責任に基いた判断のうえ、実施してください。

 

上記で記載した内容は、収集した情報や分析データに基づき、筆者個人の見解をまとめたものです。したがって、すべてが正確な情報であるとは保証できません。また、収集した情報やデータに関しても、投稿時点のものなので、すでに古い情報になっている可能性がありますので、ご注意願います。

 

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