ほっこり10倍株研究所(仮名)

どうしても働きたくない40代サラリーマンがニートになるべく、10倍株を当てる夢を見つつ、投資に試行錯誤する様子を記したブログです。

【決算要約】ユナイトアンドグロウ(4486)-2022年12月期通期決算発表後-

ユナイトアンドグロウ 決算発表

この記事では、以前に私が紹介した「10倍株の銘柄候補」のユナイトアンドグロウ(4486)が2023年2月14日の引け後に2022年12月期通期決算を発表しましたので、私なりにほっこり解説していきます。ちなみに、決算発直前の株価は1235円(2/14終値)でした。さて、明日の株価はどうなるでしょうか。

 

なお、各所に用いた数値は2023年2月時点のものです。

おさらいと基本情報

ユナイトアンドグロウに関しては、以下の記事で銘柄分析をしています。どんな銘柄なのか詳しく知りたい方は以下の記事を参照してください。

toroupa-toushi.hatenablog.com

前回までの記事の概要をざっと書くと以下です。

  • インソージング事業とセキュリティ事業の2つがあり、インソージング事業がメイン(売上高で9割強)。インソージング事業では、IT人材や知識を顧客企業に提供するシェアリングサービスを行っている。
  • コロナの影響があった2020年度を除けば、毎年、15%前後売上高を増やしている。また、ここ5年間は増収増益。営業利益率も13%前後を維持。
  • 2022年度の増益率は4.5%と低め。これは、今後の事業拡大を目指して人員確保のための費用を多く見込んでいるため。
  • 第2四半期の稼働率はここ3年で最も高い状況。加えて、ユナイトアンドグロウの売上高のキーパラメーターである人員面から見ても、昨年度よりも新規採用人数が増えている。
  • 売上高はIT人材の数と強い相関があることから、今後の成長のためにはIT人材をどれだけ獲得できるかが鍵。一方で、日本はIT人材不足の状況のため、人材確保できるかどうかが事業リスクとなっている。
  • 2022年12月期第3四半期は、会社予想に対して売上高の進捗率は73.3%、経常利益の進捗率は91.5%となり、前年同時期とほぼ同じ進捗率のため、良好。利益面は本社人件費や人材採用費の未消化が要因で高く出ている。
  • インソージング事業については、稼働率の上昇及び既存顧客数の取引拡大により、会社計画に対して上回る進捗。一方で、セキュリティ事業はリリースの遅れの影響から苦戦。
  • ユナイトアンドグロウは年間配当を2円増配することを公表。

 

2022年12月期通期決算資料を読み解く

それでは、2023年2月14日に発表されたユナイトアンドグロウの2022年12月期の通期決算資料について、読み解いていきましょう。

ポイント

決算資料から読み取れたポイントは以下です。それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

  • 2022年12月期の通期決算は、期初の会社予想に対して売上高の進捗率は98.6%、経常利益の進捗率は105.5%。
  • 前年度から売上高は12.5%増収、経常利益は10.1%と増益。営業利益率は13.9%とほぼ変わらず。
  • 2023年12月期は、増収増益の計画を立てており、売上高は14.6%の増益、経常利益は17.9%の増益の見込み。営業利益率は14.3%とわずかに向上。

会社予想に対する進捗率

2022年12月期の通期決算は、会社予想に対して売上高の進捗率は98.6%、経常利益の進捗率は105.5%となり、ほぼ会社計画通りの着地です。前年度から売上高は12.5%増収、経常利益は10.1%増益となりました。営業利益率は前年度から13.9%とほぼ同じです。

ユナイトアンドグロウ 業績発表

※ユナイトアンドグロウ「2022年12月期 通期決算説明資料」より抜粋(P.16)

 

次にユナイトアンドグロウの四半期売上高の推移を以下に示します。四半期ごとにみても売上高はほぼ右肩上がりで伸びていますが、今年度末に入って成長が鈍化しているように見えます。理由としては、人員が確保できないことから新規顧客の募集を止めたことが影響しています。

 

なお、図には示しませんが、稼働率については、昨年度、一時期低迷していましたが、今年度に入ってから高い水準で維持しています。

 

ユナイトアンドグロウ 四半期売上高推移

※ユナイトアンドグロウ「2022年12月期 通期決算説明資料」より抜粋(P.18)

 

2023年12月期の業績予想

ユナイトアンドグロウは、2022年12月期決算の発表とともに来期予想を公表しています。それによると、来期は増収増益の計画を立てており、売上高は14.6%の増益、経常利益は17.9%の増益の見込みです。採用費用や広報費用を増やす予定ではあるものの、営業利益率が13.9%から14.3%とわずかに向上する計画となっています。

ユナイトアンドグロウ 来期予想

※ユナイトアンドグロウ「2022年12月期 通期決算説明資料」より抜粋(P.24)

 

銘柄情報まとめ

業績の推移及び会社計画

ユナイトアンドグロウのこれまでの業績推移と会社計画について、以下に示します。

ユナイトアンドグロウ 業績推移

ファンダメンタル

ユナイトアンドグロウのファンダメンタルは以下のとおりです。

  • 時価総額:48.62億円
  • PER:17.6倍(2023年12月期予想を基に計算)
  • PBR:3.02倍
  • 配当:(2022.12)16円、(2023.12(予))16~20円
  • 予想配当利回り:1.30%
  • 自己資本率:72.5%

※2023年2月14日終値で算出しております。

 

まとめ

ここまで、ユナイトアンドグロウが発表した2022年12月期の通期決算について、解説してきました。今期はほぼ計画通りで着地しています。来期予想も堅実に成長する計画となっており、手堅い決算という印象です。

 

ここの肝は人員をいかに確保できるかなので、上期は新卒採用人数に注目ですね。

 

【注意事項】

最後に注意事項です。

 

どのような投資するかについては、あくまでご自身の責任に基いた判断のうえ、実施してください。

 

上記で記載した内容は、収集した情報や分析データに基づき、筆者個人の見解をまとめたものです。したがって、すべてが正確な情報であるとは保証できません。また、収集した情報やデータに関しても、投稿時点のものなので、すでに古い情報になっている可能性がありますので、ご注意願います。

 

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