この記事では、以前に私が紹介した「10倍株の銘柄候補」のファインズ（5125）が2023年2月14日の取引時間中に2023年6月期第2四半期決算を発表しましたので、私なりにほっこり解説していきます。ちなみに、決算発直前の株価は1180円（2/13終値)でした。2/15の終値は1468円と+24.4%と大きく上昇しています。
なお、各所に用いた数値は2023年2月時点のものです。
おさらいと基本情報
unerryに関しては、以下の記事で銘柄分析をしています。どんな銘柄なのか詳しく知りたい方は以下の記事を参照してください。
前回までの記事の概要をざっと書くと以下です。
- ファインズは動画を起点に企業のＤＸ支援。動画制作のほか配信プラットフォーム『Ｖｉｄｅｏクラウド』を提供。
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業績は着実に伸びており、2020年6月期から2023年6月期の3年間で売上高は約1.5倍に拡大する計画。営業利益も少しずつ増えており、2023年6月期はついに営業利益率が約25%となる見込み。
- 2023年6月期第1四半期決算は、会社予想に対して売上高の達成率は23.4%、経常利益の進捗率は23.0%。前年度同時期の進捗率とほぼ同じ。
業績の推移及び会社計画
ファインズのこれまでの業績推移と会社計画について、以下に示します。
ファンダメンタル
ファインズのファンダメンタルは以下のとおりです。
- 時価総額：65.91億円
- PER：12.78倍
- PBR：4.41倍
- 配当：(2022.6)0円、(2023.6(予))0円
- 予想配当利回り：0%
- 自己資本率：71.0%
※2023年2月15日終値で算出しております。
2023年6月期第2四半期決算資料を読み解く
それでは、2023年2月14日に発表されたファインズの2023年6月期第2四半期の決算資料について、読み解いていきましょう。
ポイント
決算資料から読み取れたポイントは以下です。それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
- 2023年6月期第2四半期の決算は、会社予想に対して売上高の進捗率は48.4%、経常利益は52.7%。進捗率は前年同時期とほぼ同じで、堅調。
- 2023年6月期第2四半期の四半期売上高は、主力のVideoクラウド事業が好調のために+7.2%と直近の四半期に比べて大きく伸長。
- Videoクラウドの導入者数は堅調に増加。
会社予想に対する進捗率
2023年6月期第2四半期の決算は、会社予想に対して売上高の進捗率は48.4%、経常利益は52.7%でした。前年同時期は売上高の進捗率は48.5%、経常利益は47.7%でしたので、進捗は順調と言えます。利益面に関しては、前四半期にあった上場関連費用がなくなってことで、四半期単位でみると過去最高の営業利益を計上しています。
※ファインズ「2023年6月期 第2四半期決算説明資料」より抜粋(P.3)
次に四半期ごとの売上高の推移を見ていきます。このグラフのとおり、右肩上がりで売上高を伸ばしており、特に今四半期は、主力のVideoクラウド事業が好調のために+7.2%と直近の四半期に比べて大きく売り上げが伸びました。また、前年同時期と比べて、24.3％の増収となっています。
※ファインズ「2023年6月期 第2四半期決算説明資料」より抜粋(P.5)
以下にファインズが示すKPIのうち、Videoクラウドの導入者数の推移を示します。このグラフとみると、四半期ごとで新規導入者数が着実に増えていることが読み取れて事業の成長具合がよくわかります。
※ファインズ「2023年6月期 第2四半期決算説明資料」より抜粋(P.11)
まとめ
ここまで、ファインズが発表した2023年6月期第2四半期決算について、解説してきました。２Qは前年同時期と比べて、ほぼ同じ進捗率で着地しています。（決算資料内のコメントでは、会社としては上振れ着地とのこと）。顧客数も堅調に増加していることや売り上げが右肩上がりの流れがあることから、大きくはありませんが、上方修正の可能性があるのではないでしょうか。
【注意事項】
最後に注意事項です。
どのような投資するかについては、あくまでご自身の責任に基いた判断のうえ、実施してください。
上記で記載した内容は、収集した情報や分析データに基づき、筆者個人の見解をまとめたものです。したがって、すべてが正確な情報であるとは保証できません。また、収集した情報やデータに関しても、投稿時点のものなので、すでに古い情報になっている可能性がありますので、ご注意願います。
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