ほっこり10倍株研究所(仮名)

どうしても働きたくない40代サラリーマンがニートになるべく、10倍株を当てる夢を見つつ、投資に試行錯誤する様子を記したブログです。

【決算要約】ブレインズテクノロジー(4075)-2023年7月期第2四半期決算発表後-

ブレインズテクノジー 決算要約

この記事では、以前に私が紹介した「10倍株の銘柄候補」のブレインズテクノロジー(4075)が2023年3月10日の引け後に2023年7月期第2四半期決算を発表しましたので、私なりにほっこり解説していきます。ちなみに、決算発直前の株価は1091円(3/10終値)でした。さて、週明けの株価はどうなるでしょうか。

 

なお、各所に用いた数値は2023年3月時点のものです。

おさらいと基本情報

ブレインズテクノロジーに関しては、以下の記事で銘柄分析をしています。どんな銘柄なのか詳しく知りたい方は以下の記事を参照してください。

toroupa-toushi.hatenablog.com

前回までの記事の概要をざっと書くと以下です。

  • ブレインズテクノロジーは、AIが実装されたソフトウェア販売事業が柱で、異常検知にたけたAIプラットフォームと企業内検索エンジンが主力商品。
  • 業績は着実に伸びており、2022年度の売上高は2019年度を比べて約2.2倍に拡大。ただし、2022年度の増収率は10%を切り、少し伸び悩み。営業利益率はここ3年間は11~18%と高い水準
  • 今後の成長戦略として、既存技術の適用範囲拡大と海外展開を模索中。また、次世代事業として、自動化が困難な業務領域に焦点を当てて研究開発を実施。
  • 2023年7月期は、2022年7月期と比べて、売上高は22.7%の増収、経常利益は3.8%の増益を計画。
  • 2023年度第1四半期決算は、会社予想に対して、売上高の進捗率は16.3%、経常利益は赤字。前年同時期と比べて、進捗は悪め。また、前年同時期と比較した場合、ほとんど売上高は伸びていない。
  • 3Qに売り上げが偏重する傾向がある
  • 2022年7月期の下方修正の要因となった大型案件の売り上げはいつ計上されるのか。下方修正を公表した資料には「遅延」となっていたが、果たしてこの案件はまだ有効なのか。
  • 人材獲得は順調。

業績の推移及び会社計画

ブレインズテクノロジーのこれまでの業績推移と会社計画について、以下に示します。

ブレインズテクノロジー 業績推移

ファンダメンタル

ブレインズテクノロジーのファンダメンタルは以下のとおりです。

  • 時価総額:59.63億円
  • PER:44.33倍
  • PBR:4.47倍
  • 配当:(2022.7)0円、(2023.7(予))0円
  • 予想配当利回り:0%
  • 自己資本率:78.7%

※2023年3月10日終値で算出しております。

 

2023年7月期第2四半期決算資料を読み解く

それでは、2023年3月10日に発表されたブレインズテクノロジーの2023年7月期第2四半期の決算資料について、読み解いていきましょう。

ポイント

決算資料から読み取れたポイントは以下です。それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

  • 2023年7月期第2四半期の決算は、会社予想に対して売上高の進捗率は36.6%、経常利益は赤字。前年同時期と比べて、進捗はかなり悪め。
  • 例年、2Q3Qの売上高の比率が大きい傾向があるが今年度は2Qは低調。

会社予想に対する進捗率

2023年7月期第2四半期の決算は、会社予想に対して売上高の進捗率は36.6%、経常利益は赤字です。前年同時期は売上高の進捗率は45.1%、経常利益の進捗率は40.8%でしたので、進捗は悪いと言えます。ただし、商談が進んでいるプロジェクトが多いことから3Q及び4Qで売り上げが立つ目途が立っていることから、業績修正は行わないとのことです。

 

なお、以下のIRにて業績修正を昨年度、発表しているのですが、その中で大型案件の計上が遅れているとありましたが、まだ寄与できていないということなのでしょうか。。。

https://ssl4.eir-parts.net/doc/4075/tdnet/2141943/00.pdf

ブレインズテクノロジー 決算発表

※ブレインズテクノロジー「2023年7月期 第2四半期決算説明資料」より抜粋(P.8)

 

次に四半期ごとの売上高の推移を以下に示します。売上高は2Q、3Qで高い傾向がありますが、今年度は2Qで苦戦気味で、昨年度から落ち込んでいます。今年度は3Qがどこまで高い数字を出せるかがカギになりそうです。

ブレインズテクノロジー 四半期売上高推移

※ブレインズテクノロジー「2023年7月期 第2四半期決算説明資料」より抜粋(P.9)

 

また、以下にブレインズテクノロジーの人員推移を示します。人員は堅調に増加しており、加えて今年度に入ってから退職者がおらず、人員が定着しやすい会社であることがわかります。

ブレインズテクノロジー 人員推移

※ブレインズテクノロジー「2023年7月期 第2四半期決算説明資料」より抜粋(P.15)

 

まとめ

ここまで、ブレインズテクノロジーが発表した2023年7月期第2四半期決算について、解説してきました。2Q決算までの進捗率は悪めでしたが、会社発表によると3Q、4Qに向けて受注残が多いことから計画の修正はしないとのことです。

 

ただ、これまでの経過から2Qの売上高比率は高めだったことから気になります。

 

【注意事項】

最後に注意事項です。

 

どのような投資するかについては、あくまでご自身の責任に基いた判断のうえ、実施してください。

 

上記で記載した内容は、収集した情報や分析データに基づき、筆者個人の見解をまとめたものです。したがって、すべてが正確な情報であるとは保証できません。また、収集した情報やデータに関しても、投稿時点のものなので、すでに古い情報になっている可能性がありますので、ご注意願います。

 

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