ほっこり10倍株研究所(仮名)

どうしても働きたくない40代サラリーマンがニートになるべく、10倍株を当てる夢を見つつ、投資に試行錯誤する様子を記したブログです。

【決算要約】アクシージア(4936)-2023年7月期第2四半期決算発表後-

アクシージア 決算発表

この記事では、以前に私が紹介した「10倍株の銘柄候補」のアクシージア(4936)が2023年3月13日の引け後に2023年7月期第2四半期決算を発表しましたので、私なりにほっこり解説していきます。ちなみに、決算発直前の株価は1269円(3/13終値)でした。さて、明日の株価はどうなるでしょうか。

 

なお、各所に用いた数値は2023年3月時点のものです。

おさらいと基本情報

アクシージアに関しては、以下の記事で銘柄分析をしています。どんな銘柄なのか詳しく知りたい方は以下の記事を参照してください。

toroupa-toushi.hatenablog.com

前回までの記事の概要をざっと書くと以下です。

  • 売上の9割が中国向けのスキンケア化粧品のファブレスメーカー。中国での販売はECサイトを通したものが主体。(テーマでいうと、越境ECに該当)
  • 売上高は着実に伸びており、ここ3年間は24~38%と高い増収率で、3年間で売上高は約2.4倍に伸長。2022年7月期は、営業利益率は約19.9%。
  • 売上高30~100億円の同業を買収することを検討中
  • 2022年より自社製品をもらえる優待制度を新設
  • 2023年7月期は、2022年7月期と比べて、売上高は26.0%の増収、経常利益は2.9%の増益の見込み
  • 2023年7月期第1四半期は、会社予想に対して売上高の進捗率は25.3%、経常利益は26.4%。前年同時期と比べて、進捗は良好。また、前年同時期と比較した場合、前年同時期と比べて、46.4%の増収、42.9%の増益となっており、好調な業績といえる。
  • アクシージアは下期に売り上げが偏重する傾向あり。
  • 2023年2月に市場区分を東証プライム市場に変更実施。
  • 2023年7月期第1四半期に一部、修正した中期計画を公表。2024年7月期までに、2022年7月期に対して売上高は1.57倍(2024年度:11,173百万円、営業利益は1.91倍(2024年度:2,955百万円)に伸ばす計画。2025年7月期は2022年7月期と比べて、売上高は約1.8倍、営業利益は2.0倍になる見込み。なお、以前から掲げている長期目標は変更なく、4年後(2026年7月期)に2022年7月期と比べて、売上高は約2.4倍、営業利益は約2.5倍になる計画のまま。

業績の推移及び会社計画

アクシージアのこれまでの業績推移と会社計画について、以下に示します。

アクシージア 業績推移

ファンダメンタル

アクシージアのファンダメンタルは以下のとおりです。

  • 時価総額:328.05億円
  • PER:27.95倍
  • PBR:3.74倍
  • 配当:(2022.7)0円、(2023.7(予))14円
  • 予想配当利回り:1.1%
  • 自己資本率:83.5%

※2023年3月13日終値で算出しております。

 

2023年7月期第2四半期決算資料を読み解く

それでは、2023年3月13日に発表されたアクシージアの2023年7月期第2四半期の決算資料について、読み解いていきましょう。

ポイント

決算資料から読み取れたポイントは以下です。それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

  • 2023年7月期第2四半期の決算は、会社予想に対して売上高の進捗率は49.4%、経常利益の進捗率は48.2%。前年同時期と比べて、進捗はほぼ同じ。
  • 主力ブランドであるアクシージアは前年度から少し減少している一方で、第2の柱であるエイジ―セオリーブランドは一気に躍進し、+67%の増収。第3の柱として育成中の美白化粧品も好調。
  • 今年度から株主配当(年間14円を予定)を出すことを発表。

会社予想に対する進捗率

2023年7月期第2四半期の決算は、会社予想に対して売上高の進捗率は49.4%、経常利益の進捗率は48.2%です。前年同時期は売上高の進捗率は47.9%、経常利益の進捗率は47.8%でしたので、ほぼ同じ進捗と言えます。また、当初計画で公表している上期予算に対して、売上高は+5.6%、経常利益は+38.5%と上振れしています。

 

なお、決算説明書類内では、特に触れていませんでしたが、2Qの売上高は2,499百万円のために1Qの売上高2,69百万円から下がっており、中国のゼロコロナ政策の解除による影響があったようにも思えます。

アクシージア 決算発表

※アクシージア「2023年7月期 第2四半期決算説明資料」より抜粋(P.6)

 

次にアクシージアの主力ブランドの上期売上高の年度別推移を以下に示します。昨年は主力ブランドであるアクシージアが一気に拡大したものの、今年度は少し減少しています。一方で、第2の柱であるエイジ―セオリーブランドは一気に躍進し、+67%の増収となりました。

アクシージア 主力製品の売上高推移

※アクシージア「2023年7月期 第2四半期決算説明資料」より抜粋(P.25、P.26)

 

また、第3の柱とすべく、美白訴求化粧品は、積極的な投資が功を奏して順調に成長しています。

アクシージア 美白化粧品の売上高推移

※アクシージア「2023年7月期 第2四半期決算説明資料」より抜粋(P.27)

 

初配当を決定

アクシージアは、今年度から配当を出して株主還元を拡充することを発表しています。昨年度から株主優待を出しており、100株あれば3000円相当の自社製品をもらえます。優待と今回の株主配当と配当利回りは3.5%近くになります。

アクシージア 配当発表

※アクシージア「2023年7月期 第2四半期決算説明資料」より抜粋(P.21)

 

まとめ

ここまで、アクシージアが発表した2023年7月期第2四半期決算について、解説してきました。2Qは中国ゼロコロナ政策解除によるコロナ感染爆発の影響を受けたようで、前四半期と異なり苦しい決算となりました。しかし、思っているよりは影響は小さいこと、下期偏重の傾向があることから上振れが期待できる内容と感じます。

 

また、配当を出すことも発表されたことから、株価の下支えが期待できそうです。

 

【注意事項】

最後に注意事項です。

 

どのような投資するかについては、あくまでご自身の責任に基いた判断のうえ、実施してください。

 

上記で記載した内容は、収集した情報や分析データに基づき、筆者個人の見解をまとめたものです。したがって、すべてが正確な情報であるとは保証できません。また、収集した情報やデータに関しても、投稿時点のものなので、すでに古い情報になっている可能性がありますので、ご注意願います。

 

この記事が面白かったら、以下のボタンをぽちっと押してください。

にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村