ほっこり10倍株研究所(仮名)

どうしても働きたくない40代サラリーマンがニートになるべく、10倍株を当てる夢を見つつ、投資に試行錯誤する様子を記したブログです。

【銘柄分析】アクシージア(4936)-2023年7月期第1四半期決算発表後-

アクシージア 銘柄分析

この記事では、以前に私が紹介した「10倍株の銘柄候補」のアクシージア(4936)が2022年12月12日の引け後に2023年7月期第1四半期決算を発表しましたので、私なりにほっこり解説していきます。ちなみに、決算発直前の株価は1389円(12/12終値)でした。さて、明日の株価はどうなるでしょうか。

 

なお、各所に用いた数値は2022年12月時点のものです。

おさらい

アクシージアに関しては、以下で示すとおり、2回、記事で紹介しています。どんな銘柄なのか詳しく知りたい方は以下の記事を参照してください。

toroupa-toushi.hatenablog.com

toroupa-toushi.hatenablog.com

概要をざっと書くと以下です。

  • 売上の9割が中国向けのスキンケア化粧品のファブレスメーカー。中国での販売はECサイトを通したものが主体。(テーマでいうと、越境ECに該当)
  • 売上高は着実に伸びており、ここ3年間は24~38%と高い増収率で、3年間で売上高は約2.4倍に伸長。2022年7月期は、営業利益率は約19.9%。
  • 2024年7月期までに、2022年7月期に対して売上高は1.57倍(2024年度:11,173百万円、営業利益は1.91倍(2024年度:2,955百万円)に伸ばす計画。
  • 売上高30~100億円の同業を買収することを検討中
  • 2022年より自社製品をもらえる優待制度を新設
  • 2023年7月期は、2022年7月期と比べて、売上高は26.0%の増収、経常利益は2.9%の増益の見込み

 

2023年7月期第1四半期決算資料を読み解く

それでは、2022年12月12日に発表されたアクシージアの2023年7月期第1四半期の決算資料について、読み解いていきましょう。

ポイント

決算資料から読み取れたポイントは以下です。それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

  • 会社予想に対して、売上高の進捗率は25.3%、経常利益は26.4%。前年同時期と比べて、進捗は良好。また、前年同時期と比較した場合、前年同時期と比べて、46.4%の増収、42.9%の増益となっており、好調な業績といえる。
  • アクシージアは下期に売り上げが偏重する傾向あり
  • 2022年11月9日にグロース市場からプライム市場への市場区分の変更を東証に申請
  • 中期計画を公表し、2025年7月期は2022年7月期と比べて、売上高は約1.8倍、営業利益は2.0倍になる見込み。なお、以前から掲げている長期目標は変更なく、4年後(2026年7月期)に2022年7月期と比べて、売上高は約2.4倍、営業利益は約2.5倍になる計画のまま。

会社予想に対する進捗率

2023年7月期第1四半期の決算は、会社予想に対して売上高の進捗率は25.3%、経常利益は26.4%でした。前年同時期は売上高の進捗率は20.9%、経常利益の進捗率は19.1%でしたので、進捗は良いです。なお、アクシージアは4半期ごとの会社予想を発表しており、売上高の進捗率は21.2%、営業利益の進捗率は9.4%としていましたが、その予想を大きく上回ってきました。

 

前年同時期と比べて、46.4%の増収、42.9%の増益となっており、業績の好調ぶりが伺えます。

アクシージア 業績発表

※アクシージア「2023年7月期 第1四半期決算説明資料」より抜粋(P.6)

 

以下に四半期ごとの売上高の推移を示します。これによると、新型コロナによる上海ロックダウンの影響を受けて低迷した2022年7月期第3四半期を除き、右肩上がりで売上高は伸びており、特にアクシージアは下期偏重の傾向があります。このことから、1Qが25.1%と第1四半期にしては進捗率が良かったことから、すでに上方修正を期待したくなる決算内容でした。

アクシージア 四半期推移

※アクシージア「2023年7月期 第1四半期決算説明資料」より抜粋(P.8)

 

トピック

アクシージアは9月に発表した通期決算の後で多くのIRを発表しています。タイムリーではないですが、せっかくなので、その中から特に重要なものを紹介します。

成長戦略の公表

2022年10月25日にアクシージアは、「事業計画及び 成長可能性に関する事項」を公表しました。その中で、3か年の中期経営計画が記載されていましたので、数字面だけを紹介いたします。

 

この中期計画によると、2025年7月期に2022年7月期と比べて、売上高は約1.8倍、営業利は2.0倍になる見込みです。なお、大筋の中長期計画は以前から公開している通り、2026年7月期で売上高200億円以上、営業利益率20%以上の目標は変更されていません。これに基づくと、4年後(2026年7月期)に2022年7月期と比べて、売上高は約2.4倍、営業利益は約2.5倍になる計画です。

アクシージア 中期計画

※アクシージア「2022年10月 事業計画及び 成長可能性に関する事項」より抜粋(P.12)

プライム市場への市場区分変更の申請

アクシージアは、2022年11月9日付でグロース市場からプライム市場への市場区分変更の申請を実施しており、現在、東京証券取引所にて審査中です。

 

まとめ

ここまで、アクシージアが発表した2023年7月期第1四半期決算について、解説してきました。前年度は上海ロックダウンによる影響が大きかった中で上方修正につなげた勢いがそのままに第1四半期は最高の滑り出しを見せました。もともと下期偏重の計画を立てていることから、今期もよいIRを期待したくなる決算内容ではないでしょうか。

 

 

【注意事項】

最後に注意事項です。

 

どのような投資するかについては、あくまでご自身の責任に基いた判断のうえ、実施してください。

 

上記で記載した内容は、収集した情報や分析データに基づき、筆者個人の見解をまとめたものです。したがって、すべてが正確な情報であるとは保証できません。また、収集した情報やデータに関しても、投稿時点のものなので、すでに古い情報になっている可能性がありますので、ご注意願います。

 

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